kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

意識を高めるために!!

2008-04-07 | 陸上競技
今日は会議だったため基本は選手に任せました。任せる中であえて選手同士のミーティングをしました。新入生に対して「自分達がどのような意識で競技に取り組んでいるか」を自分達の言葉で話をする。それも雑談ではなく本気で話すことが大切だと思います。細かい内容は上級生が考えて話したようです。

会議を終えて練習に行くとサーキットをやっていました。理由を聞くとウエイトをしようと待っていたが、なかなか使えなかったのでサーキットに切り替えて負荷をかけていたとの事です。それもいつもよりもセット数を増やして。全員が真剣に取り組んでいましたね。顧問がいてもいなくてもやるべき事をやる。当たり前の事ですが、1年生もしっかり取り組めていました。前半のミーティングが生きています。こういう意識を持たせたくてミーティングを自分達でやらせたのです。

3サイクルを2セットやろうとしていましたが、上級生はウエイト主要種目に切り替えました。1セットで30分以上かかるのでかなりの負荷だと思います。選手だけでその場で判断をして、楽をしないでやるべき事をやる。ここで「ウエイトできないから、軽く補強しとけばいいや」では本当に強くはなれません。全員が「やるぞ!」と思ってやっていたかは分かりませんが、雰囲気に乗せられて手の抜けない状態を作り出せたのだけは間違いありませんね。春休み最後に大きな成長を感じる事ができました。

最後は私からミーティング。最近ゆっくり話をする事がなかったのできちんと話をしました。
明日から始まる新学期、応援してもらえるチームになるためには守るべき部分をきちんとやらなければいけません。頭髪服装検査にひっかかるような選手は練習に参加させる必要はないと思います。再検査等を繰り返すというのは時間の無駄です。大切な時間を無駄にするのが分かっていて「ルールを守らない」ならうちで練習する必要はありません。
うちの取り組み、全員がやらなければ意味がないと思います。一人でも「しんどいからサボろう」「先生にばれないから手を抜いてもいいだろう」と思うものがいれば、そこから崩れ落ちる。リレーでは必ず。一生懸命頑張っていても失敗する可能性はある。が、みんなが認めてくれる選手というのは、絶対に手を抜かず真剣に取り組める者です。手を抜いてそれでミスをした時、私も選手も「やっぱり」と思ってしまう可能性があるので、そんな意識の選手はうちで練習をする必要はない。厳しい事を言うようですが、頑張ってきた選手達のためには許してはいけない部分です。

3年生にとってはこれからの2ヶ月半が本当の勝負。最後に脚を引っ張って3年生に涙を流させるのか?それとも「ありがとう」といってもらえるのか。下級生は3年生がいたから今までやってこれたはずだ。恩返しをしなさい。男女関係なく3年生のために出来ること全てをやりなさい。それが本気になるということです。

どこまで伝わったかはわかりません。選手同士で行ったミーティングで気持ちが高まっていたはずですから、ある程度浸透したと思います。顧問としてモチベーションを高めていき方向を定める必要があります。目が輝いていた今日のミーティング、信じていきたいですね。

明日から新学期。しっかりと現実に目を向けて最大努力をしていって欲しいですね。チームにとって大きな1日だった気がします。
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何のためなのか…

2008-04-07 | 陸上競技
今日も朝から会議。短時間で終わるはずもなく終わったのは12時過ぎ…。相変わらず長い…。あまり書くと問題があるので書きませんが、「本質」を見ようとしない形だけの話は生産性がありません。必要な事ならいくら時間を使っても問題はありませんが、「スカート丈の5センチ」にとらわれる前に大事なものがもっとたくさんあるはずです。度を越す者、雰囲気が感じられない者に対しては許してはいけないと思いますが、「膝の真ん中でないといけない」というのは理解ができません。誤差の範囲にあーだこーだ言うのではなく、もっと大切な「心」に目を向けていく必要があります。5センチ短い&長いが大きな問題でしょうか?限度がわからず短いスカートをはいているなら絶対的な指導が必要だと思います。ルールを逸脱する生徒はそれが悪い方向に助長される危険性がありますからね。が、膝に掛かっている掛かっていないなんてそんなに大きな事でしょうか??目立つ程短いわけではありません。「本質」はここの小さな部分にはない気がします。5センチはそのレベル。膝に掛かるか掛からないかでは人生は変わりません。

明らかにおかしな者を許すという訳ではありません。それを許してしまったら秩序が保てません。学校生活に校則があるのは、「決められたルールを守る」という姿勢を身につけさせるためです。高校生は「自分が一番」「なんでも自由だ」という勘違いがあるので、どこかで「ダメなモノはダメ」という厳しい姿勢で対応する必要があると思います。

私は別に生徒に好かれようと思って友達感覚で関わることはしません。許せない事に対しては絶対に許しませんし、かなり切れまくります。うちのクラスや選手は分かっているはずです。何故怒られているのかを理解する機会を与えないといけません。単に怒るだけでは意味がないのです。生徒のレベルに合わせて考えたりはしません。「生徒に嫌われても痛くもかゆくもない」といつも話をしています。でも、比較的生徒は話をしてくれます。くだらない話もしてくれます(大半はこれですが…)。嫌われているかどうかはわかりませんが、出来るだけ一人一人の生徒と向き合うように心掛けています。

指導をしようとしたら生徒が逃げる、テレビに影響されてわがままになっている、という話があったのですが、それは関わり方の問題ではないでしょうか?信頼関係がなければ絶対に生徒はこちらを向きません。一時的に逃げたとしても、きっと気持ちは伝わっていくと思います。そう信じたい。だから今の仕事ができるのです。

何を求めるのかが我々の仕事には必要だと思います。一方的な押し付けではなく、きちんと話をして相手と関わりながら理解させていく事ができれば「人」の心は絶対に動きません。そう思って生徒と関わっています。

有効な時間の使い方…。考えていかないといけません。生徒に目を向けての注意は「心」に届きます。なぜ、生徒が逃げるのかを本当に考えなければいけません…。
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体重管理にかんして

2008-04-07 | 陸上競技
昨日のblogに少しだけ書きましたが、体重管理について考えていかなければいけない時期になりました。いやー、本当なら冬期に入った時点で話をしているのでこんなこと今更なんですけどね・・・。

毎年色々な手段で管理をしています。今回はマネージャーがいないので新2年生に任せています。別に意識しないチームもいると思います。それはそれで私には関係ない話ですが、ある程度考えていく必要は絶対にあると思います。単なるダイエットとは違いますから様々な部分に配慮していく必要があると思います。

一昨年の冬、ある人から「筋肉を付けるためにはある程度脂肪が増えるのも覚悟しておかないといけない」という話を伺いました。そのチームは冬期に体重5キロオーバーまでは許容範囲だと言われていました。これはすごい話です。その後選手の高い意識と指導者の上手い持って行き方でかなりのレベルまで引き上げることができています。すごい。ここの詳しい内容は本人から「秘密ね」と言われていたので書きません(笑)。
私は怖いのでかなり言い続けてきましたが、結果的に体重が増えました(涙)。本当は意識の問題とう部分が大きいのですが、この現状を踏まえてどう対処していくかを考えていく必要があります。責めたところでどうにもなりませんからね。

間違ったウエイトコントロールはかなり危険です。私自身はこのあたり全く気になることはなかったのですが、やはり女子の選手を見る中で考えさせられる部分が出てきました。サプリメント系に頼って体重を落とそうというのはやはり良くないですね。結構カロリーも大きいし、元々運動する選手のためのモノではないので絶対的な部分が不足します。食事制限だけで体重を減らすのも大きな問題。必要な栄養素が大きく不足するので、身体ができません。タンパク質が不足してしまうと身体作りの意味もなくなります。それどころか練習負荷に見合わない栄養摂取なので筋肉ができずに、故障や体調不良の原因になります。取り返しが付かないと思います。

摂取カロリーと消費カロリーの関係をきちんと踏まえていかなければいけません。なんだかんだ言って体重が増える一番の原因は「摂取カロリーのオーバー」です。短距離系の練習は最大でも運動時間が数十秒です。書くほどのレベルではないと思いますが、運動に利用されるエネルギーのほとんどは「糖質」から供給されます。だから、運動負荷が高くて身体を動かしている気にはなりますが、脂肪をエネルギーとして利用するためには確実に運動時間が不足します。今回、うちの選手には何故脂肪が増えるのかも説明しました。理解できたはずです。短距離練習は疲労度が高いので「食べても大丈夫」と勘違いしてしまい、間食をするので体重はあっという間にオーバーします。ここをコントロールできるほどの選手になればかなり競技結果もついてきます。なかなかいませんが。「体重管理に気を配っている」と言っても所詮高校生、絶対に「甘さ」が出ます。100%間食をしています。それもかなりの量。この「甘さ」を捨てることができなければ、シビアな部分では勝つことはできません。

運動をしないといけないと思い、ハイペースのジョグをする。これも効果としてはどうかと思います。私は散歩とジョグを組み合わせたゆっくりの運動で構わないと思っています。うちの選手、一人「運動しないといけない」と強く思ったみたいでジョグをハイペースでやったみたいですが、疲れが取れないと嘆いていました。当たり前です。普段の練習プラスアルファの運動になるのだから考えないといけません。その軽い運動に別の事を組み合わせていくことで長期的に落としていくのがベストですね。一番の問題はキツイと継続ができません。2~3日は頑張って走りますが、その後かなりの確率で走らなくなります。それで、体重管理終了・・・。意味がありません。

基本は「食事管理」と「必要な運動」です。それ以外に手段はないと思います。食事制限で一時的に体重が減って安心してしまう選手がいますが、食べないのだから減るのは当たり前です。それに伴い筋肉量も落としては・・・。きちんと考えないといけません。この辺りは細かく指示を出していますが、何度も言うように「本人がどれだけ本気になるか」です。自分が目指すレベルに到達しようと思うなら、本気にならなければ絶対に変わりません。

今のところきちんと取り組んでいるようです。他にもいくつか「やるべきこと」を示しています。毎日やるべき事を示していますが、やるかどうかは本人の問題です。本気になってできない者はチームの脚を引っ張ります。全員がきちんと取り組んで初めて意味が出てきます。大抵ミスをするのは「少しくらい良いだろう」と思って逃げたりごまかしたりし人間です。一番大事なところでミスをしてそれを許すのは難しいので、できないなら最初からうちで競技に取り組むなと話をしています。厳しいようですが、1人のために他の人間が涙を流すのは見たくありませんからね。今のところは大丈夫だと思いますが、これで一人でも「いいや」と思ったらお終いですね。責任があります。

しっかりと理解して欲しいですね。
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