反り腰が悪いんじゃあないんです＾＾

「仕事中、腰が重だるい」というお客様。
なんでだと思いますか？と僕のほうから聞いてしまいます＾＾

パーソナルなんちゃら、というところに行かれているんですが、そこで姿勢が悪いことを指摘されていて。姿勢が悪いから腰が痛いんだ、と言われたんだそう。

どう悪いのかというと
「反り腰」

反り腰は「体幹を鍛えたらよくなります」ということでした。

ただ、この方はそこで指摘されるまでは「反り腰」に気付いてなかったんですよ。普通、自分では気づけないもんですが。

なんでかというと、
無意識に反り腰になっちゃってるからです。
なんで無意識にと言えるかというと
反り腰でなにも感じないから反り腰でいられるんです。
違和感があるんなら数分とその姿勢を「無意識に」維持はできません。違和「感」があるんだから。

反り腰の時に腰が痛いのであれば
「痛っ」と思うので無意識ではいられないんです。
痛みに気が付くということは、もう無意識ではいられない。
痛みを感じなくなるまでは、意識にのぼりつづけます。

猫背であれ反り腰であれ、無意識にそうなっているということは、
それが痛くないから。
つまり、この方は
「反り腰だから腰が痛い」んじゃなくて
「反り腰だと痛くない」　んです。

で、トレーニングをしていると、じわじわと腰がしんどくなるそう。
反り腰じゃなくなるためのトレーニングをしたら腰が痛い。

「反り腰じゃない姿勢なら腰が痛い」
ので
「反り腰にして痛みから逃げる」
つまり
「反り腰なら痛くないから意識にのぼらなずにそうなる」

順番でいうと
腰が痛い→反り腰にしたら腰が痛くない
だから、反り腰にしておこう　です。

施術を受けていただいて、腰痛が取れたところで背中をなぞってみると僕の見た目では反り腰はなくなっていました。

どういうことかというと、もちろん体幹を鍛えたわけじゃなくて

腰が痛くない→痛みの回避行動が必要ない→反り腰にする必要がない
です。

動物の世界ではたぶん「痛いからもっとしよう」というアクションを起こすものはいないと思います。痛みを回避しようとするはずです。

もし腰が痛かったら？
痛みを回避しようとする。
その姿が、反り腰であったり猫背であったりするんだと思うんです。
現に痛くさえなくなればその瞬間に、反り腰は「消える」んですから(＾＾)

そもそも論として
身体は悪くなるとわかっていて、反り腰を選ぶ機能をもっているのかどうか？
です。
僕にはそうは思えない。でも
身体は痛みから逃げようとして、反り腰を選ぶ機能はもっている。
そんなふうに僕は思っています。

あとは、反り腰だと「どこの痛み」から上手に逃げられるのか？を考えたら、どこを施術したらいいのかがわかるという寸法です。

今日もありがとう。
06-4962-3487
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