三年越しの告白

常連さん以上、ともいえる女性のお客様から終了間際にリクエストされました。
「あのー。このあと、まだ時間ありますか」
「ええ、大丈夫ですよ」
「お尻、もんでもらえます？」

そういえば、坐骨神経痛もあるのかお尻や太ももがよく痛くなる方でした。
仕事が大変になってくると（肉体を良く使う仕事なので）お尻がコッてきたり足が痛くなったりする人なのです。なにもないときは肩や全身をほぐしに来られるのです。

その方はよその治療院にも数軒行かれた経験があるのですが、どこもお尻は揉んでくれなかった、と。
軽くおさえてはくれるので期待しているとそのまま足のほうに行ってしまう。
そういう不満がくずぶっていたらしいのですが、どこもそうなのでお尻はもまない、という不文律でもあるのか、と。
（たぶん、あると思うゾ。お店を経営している先生は危険な橋は渡りたくはないはずだから。僕も意識的無意識的に避けていたと思う）

結果的には２０分くらい延長してお尻のコリや痛みを揉みほぐしていき、数日たってから
「あれ以来、腰痛がでなくなりました」というメールがきました。
「もっと早くにそう言えば良かった、言うのに３年かかりました」との一文も。

うーん、いい教訓にはなりました。（体はつながっている、というのがうちの考え方でもありますから。）
でも、なかなかにムツカシイ。やっぱり、ね。