先日のマンツーマンの整体勉強会でのこと。
患者さん役のモデルさん、肩が痛いということで受講生さんがその人を連れてきてくださいました。
右手で左肩を触るようなしぐさで腕の後ろあたりから肩にかけての痛みやツッパリ感。
一般的に整体などでは「どこが悪いんだろう?」と考えていきます。
でも、もうひとつ別の問いかけもあるんです。
「なにをしてそうなったんだろう?」
です。
そうなったからにはなにかしらの理由があったはず。
もし、手の使い過ぎ、腕の使い過ぎでそうなったのであれば、
「どこが悪いんだろう?」
じゃなくて
使いすぎたところをいたわってあげれば「それで済む」わけです。
「腕を使いすぎて肩が痛くなっちゃってさあ」
ということであればその言葉から
「うーん、骨盤かなあ、頸椎?肩鎖関節?いや肋骨のねじれか?」
とはならないですよね?
使いすぎたところをケアしてあげれば
「使いすぎたところが元に戻って、肩が痛くなくなった」
となるのはなんの不思議でもありません。
たった、それだけのこと・・・(笑)
お客様は骨盤をひねったわけでも頸椎をずらせたわけでもなくて、
腕を使いすぎてるんだから、
頸椎や肩関節に原因を求めるんじゃなくて
「使い過ぎ」に原因を求めてる、というそれだけのこと。
なにが悪い、どこが悪い、から
「なにをしてそうなったんだろう?」
と思考を転換するだけで、世界(答え)はもっとシンプルになります。
かいつう館では骨盤をバキバキしたり首をボキボキしたりはしません。
それは(できない、というのもあるんですけど。苦笑)、首をボキボキして痛くなったのなら逆に首をボキボキしたら治るのかもですが、
使いすぎて傷めたのなら、首をボキボキしなくても使いすぎた疲労をとってあげたらいい理屈だからです(^^)
今日もありがとう。
かいつう館HP