膝痛の原因の探し方

膝痛の方が来られたときも、どういうときに痛いのか、を重視します。
ほんで長く歩くと痛いんですよ～、といわれてしまうとそれを店では再現できないので違うテを考えます。

たとえば、しゃがんでもらう。これは膝が痛い、という話のときに。
じゃあ、腿を手で抱き上げて膝をお腹につけるようにすればどう？
立って痛い側の足の先を後ろ手にもって足先をお尻につけるようにしたらどう？
これをやってもらうんです。

そうすると後者の二つは膝が痛くなかったりするんです。
ということは、、、
あとは引き算です。
後者二つもしゃがむ以上に膝が曲がっています。それが痛くなくてしゃがむときに痛いそのわけは・・・ていう引き算で、あとに何が残るか、って。

しゃがむと痛い－手で足を膝のところで曲げても痛くない＝力を入れると痛い、力を抜くと痛くない。
と想像できます。

もし膝関節に異常があったら手で足を曲げたって完全に折り曲げて痛くないって考えにくい。
もし骨盤の歪みや背骨の歪みが原因で膝が痛いとするなら、同じ骨盤同じ骨格のままで手で足を曲げたら痛くない説明がつきにくい。
膝が痛い－膝関節の異常でもなく、骨盤の歪みでもない＝残るのは筋肉。
と推測できます。

だから、膝痛のときに、痛い状態と痛くない状態を作り出せたらあとはその差を考えたらいい、ってことになるんです。
身体の見方って、けっこうシンプルで間に合うことが多いんです。

今日もありがとう。