ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近読んだ本「嗤う淑女」

2020年12月21日 09時02分40秒 | 本・映画(わ)
本「嗤う淑女」

中山七里著




妖艶な外観をまとう蒲生美智留が続ける経済犯罪を追う連作短編小説。

始まりは蒲生美智留が中学三年だった平成4年。

従姉妹の野々宮恭子を巻き込んで、虐待を続ける父親を自殺に見せかけて殺します。

ファイナンシャルプランナーの資格を取り、

浪費癖のある女性銀行員をそそのかしてつくらせた架空口座から二億円を騙しとり、

リストラされて働きもしない夫から逃れたい古巻佳恵には保険金詐欺を示唆します。

女性銀行員の自殺が蒲生美智留による殺人だと警察が証拠をつかみ、

裁判に臨むのですが、思いもかけない結審となります。



東野圭吾の「白夜行」に似た雰囲気を持った本。

著者は映画化された「さよならドビュッシー」で、

第8回このミステリーがすごい大賞を受けています。


著書に
「連続殺人鬼カエル男」
「贖罪の奏鳴曲」
「切り裂きジャックの告白」
「七色の毒」
「追憶の夜想曲」
「アポロンの嘲笑」
「テミスの剣」
「月光のスティグマ」があり、
いずれもも読んでみたくなります。

☆☆☆☆

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