箱根駅伝 ２

新春恒例の箱根駅伝は、早稲田が十八年ぶりに総合優勝しました。

駒ケ根市出身で２区を走った平賀翔太選手はレース後のインタビューで

「緊張しましたが落ち着いて走ることができました

タイムは１時間７分台が目標だったので、まずまず。

この経験は、これからのレースの自信になると思います」

とはきはきと答えていました。

さすが、親友の息子＾＾




見ごたえがたっぷりとありました。

復路の６区。

トップの東洋大から約３０秒遅れでスタートした早稲田は、

下り坂で東洋大に追いつくものの、スリップして転倒するというアクシデントに

見舞われました。

それでも落ち着いて対処し、トップで７区にタスキを渡します。


そのままトップをキープするものの、

アンカーは、１分近くあった２位東洋大との差を２０秒差にまで縮められます。

残り３分で約１１０メートルの差。

後ろを振り返りながら、ピッチをアップします。



バスケットボールでいえば、残り３０秒で３点差というところでしょうか。



２位東洋大は、少しずつですが差を詰めます。

残り１分でも２０秒差。



バスケットボールでいえば、残り１０秒で１点差ながら、

ボールをキープしているという状況でしょうか。


粘り強い走りで東洋大を振り切り、ゴールのテープを切りました。




最終１０区には、いくつものドラマがありました。




中央大は、ひたひたと迫る後続の足音を聞くたびに、何度もスパートをかけ、

よろけるような走りながらも順位を守り抜きました。



４人が２、３秒差で争う８、９、１０、１１位争いも熾烈でした。

シード権を得られるのは１０位まで。

ゴール直前で４人がラストスパートをかけます。

ゴール２００メートルほど手前で、初シードを目指す国学院が

コースから外れた先導車に続いて走ってしまい、

せっかく８位だったのに、正規のコースを走る３人と離れてしまいます。


それでも最後の力を振り絞って集団に追い付き

１０位でゴールしました。




テレビにかじりつきながら、

家族全員でいろいろな選手に声援を送りました。



ちびちくりん１号がレース後に

「これだけ一生懸命だと、１位になれなくても、ほめてやりたいよね」

と言っていました。

それを聞いたてるりんは

「だから俺はバスケの試合が終わった後は、

あいさつに来たどのチームにも『よく頑張った』と声をかけるんだよ」

と言います。

ちびちくりん１号はにこにこしていました。