ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

昨日読んだ本「闇の底」

2018年07月09日 08時20分47秒 | 本・映画 や行
本「闇の底」

薬丸岳著





若い主婦を殺した少年たちが次々と死んでゆく「天使のナイフ」の薬丸岳の長編ミステリー。




別々の街で起きた中年男性殺人事件と幼女殺人事件。

「死刑執行人サンソン」を名乗る犯人から、

「幼女殺人事件が起きるたびに、かつて幼女を殺したり暴行を加えたりした者を殺す」

という内容の犯行声明が捜査本部に届きます。

幼女殺人事件の捜査本部は、

犯人への憎しみや世論を背景に捜査員はかすかな手がかりを求め街を歩き周りますが、

かつて幼女を殺した中年男性殺人事件の捜査本部は、

サンソンを擁護する世論に志気が上がりません。

そこに投入されたのが、幼いころに妹を殺された経験を持って若い刑事の長瀬。

長瀬は「サンソンを捕まえるのが刑事としての正義だが…」と悩みながら、捜査を続けます。



容疑者の心の動きにはなかなか共感することはできませんが、

考えさせられる内容です。

☆☆☆☆


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