ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

鍛え直すってさ。

2014年06月22日 18時43分26秒 | ささいなことですが
ある大会の主催者あいさつの「若者を鍛え直す」という言葉に疑問を持った。



電車の中でてるりんのようなお年寄りに席を譲ってくれるし、

スポーツの大会会場の体育館の駐車場で「他の人のことを考えて車を遠くに止めよう」

という若者たちが、周りにけっこうな割合でいる。

こうした若者たちを鍛え直す必要を感じないからだ。

主催者の意図が「他人の気持ちを考えられない若者が増えた」という意味なら、

そういう若者を育ててしまった親の世代に責任があるのではないかなと思えてしまう。




伸びやかな若者たちを気に入らない(あるいは、うらやましく感じる)おじさん世代の政治家たちが、

「若者を育てるためにあーしよう」「こうしよう」と

場当たり的で将来ビジョンが希薄なままに繰り出してきた政策に、

若者が翻弄されているようにも思える。



女性議員に対するヤジで昨今の大きな話題になっている都議会議員の対応をみれば、

おじさん世代のずるさがわかろうというもの。

潔く名乗り出るわけではなく、言い出しっぺはしらんぷり。

聞こえていたはずの議員も「我関せず」とばかりに沈黙を続ける。

小中学生のいじめに対して「毅然とした対応を」などと胸を張っている議員が、

このていたらくだ。

選挙で国民から選ばれた議員がこんななさけない姿では、

若者たちはだれを手本にしていいのかわからなくなるのもうなずける。

鍛え直さなければいけないのは若者ではなく、おじさん世代ではないかと思う次第だ。

火渡りでもして、煩悩を落とすのもいいかもね ^^


あしあと