ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近見た映画「土竜の唄」

2014年03月06日 22時42分51秒 | おすすめ
映画「土竜の唄」


谷袋署交番勤務で問題児の菊川玲二(生田斗真)が主人公。

問題児といっても、少しHなだけです。

でも一方で、万引した少女を手ごめにしようとした店長を、「女性の敵だ~」と殴ってしまい、

あろうことか拳銃を突きつけてしまうなど、正義感はたっぷりあります。

なのですが、その店長は実は市議会議員。

というわけで、警察官を馘首(くび)になってしまうわけですが、

実は「暴力団数寄屋会のドンを逮捕するために、潜入捜査させるため」だったのです。



身を削って暴力団に入り込み、たぐいまれなる危機管理能力を発揮し信用を勝ち取る菊川。

荒唐無稽(むけい)ながら、先に見たシリアスな「エージェント・ライアン」と違い、

笑えるので許しちゃいます。


菊川の兄貴分になる通称クレージー・パピヨンのせりふがいいね。

「俺は悪い種をたくさんまいてきた。

いい種も悪い種も、死ぬまでに刈り取らなけりゃあな」


このクレージー・パピヨン。冷酷非道ながら、任侠(にんきょう)道も持っている。

金を貸した仲間(先輩)の自宅に追い込みを欠けるのですが、(つまり金をむしりとりに行く)

仲間はおらず、年老いた貧乏な両親が慎ましい暮らしをしているだけ。

これまで冷酷な面しか表現されていないので「ここでも金を奪うの?」と見ていると。

クレージー・パピヨンは「兄貴分から預かっているんです」と行って、

財布から出した200万円を差し出すのです。

さすが三池崇史監督、宮藤官九郎脚本。


☆☆☆☆

ぜひ、楽しんで見てください。

あしあと