ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

本「いのちの食べ方」

2013年01月06日 16時25分54秒 | おすすめ
 本「いのちの食べ方」

森達也 著




ぼくたちが毎日のように食べている豚肉や牛肉がどこかから来ているかを分かりやすく教えてくれる。

子ども向けに書かれているようだけれど、大人も考えさせられる。


牧草地や牛舎などで飼育された牛がスーパーなどで売られる「お肉」になる過程で、

重要な部分を占めるのが東京都中央卸売市場食肉市場に入っている芝浦と場。

肉が解体されるという、ぼくたちが「目を背けてきた」個所が描写されますが、

いやな雰囲気はありません。



「一度、見に行かなければ」と思わせます。


そこから「差別」「いじめ」「戦争」がどうして始まるかが論じられます。



日本での肉食の歴史や、差別の歴史についてもふれています。


「考える」「自分の目で見る」ことの大切さと、

日々の生活で忘れていることを思い出させてくれます。


☆☆☆☆☆


あしあと