ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近、読んだ本

2011年10月07日 18時18分21秒 | おすすめ
「カラスの親指」道尾秀介著(講談社文庫、743円)



詐欺師の中年二人組が主人公。

ひょんなことから知り合う少女やペットが同居人に加わり、

悪徳高利貸しらに詐欺で復讐しようとたくらみます。

緻密な計画は順調に進み、復讐は成功するかのようにみえるのですが…


☆☆☆☆








「魔的」野沢尚著(講談社文庫、648円)




真昼の渋谷。交差点で爆発事件がおきます。

新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後の事件に、

世間は色めき立ちます。

爆弾事件の張本人の視点と、捜査する側からの視点で書き分けられています。


☆☆☆★





「メタボラ」桐野夏生著(文春文庫、924円)



沖縄の森をさまよう記憶喪失の青年と、故郷を捨てた若者昭光とのロードノベル。

宮古島出身の昭光の「なんとなんと」という口癖が印象的です。

タイトルの意味は、いまだわかりません。

☆☆☆★





「インシテミル」米澤穂信(文春文庫、686円+税)



自給11万2000円という高額なアルバイトに参加する男女十二人の脱出劇。

☆☆☆★






あんずさん

放射能汚染がどこまで広がっているのか。

汚染され食品がどの程度、出回っているのか。

本当のところはわかりません。

「今ある放射能を消す食事」の著者の金谷節子准教授は、

「大手乳業メーカーのヨーグルトは食べない方がいいわよ」

と忠告しています。

「福島の人には申し訳ないんだけど、

汚染された牛乳を安全な牛乳と混ぜて、

基準値以下に薄めて売っている可能性が高いから」と言っていました。

「農家が悪いんじゃないのよ。基準値以下なら売っていいといっている政府が悪いの」

とも。

じゃあ、対策は?

「福島産の牛乳は全部、政府と東電が買い取るの。

ヨーグルトを食べたい市民は、安全な場所産の『種』を使って、

それで自家製ヨーグルトを作って」とアドバイスしていました。




「種」という言葉を聞いて、あんずさんを思い浮かべるてるりんです。

あしあと