医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

見えない将来!

2008-06-11 19:53:02 | 薬局
先日ちょっと驚く話を聞きました。
30歳の薬剤師ですが「自分を含めて同世代の薬剤師の将来が見えない」と言うのです。
もちろん将来は見えないのが当たり前…これは冗談でした!

私は大学を卒業して仕事も覚えて夢が膨らむ時期ではないかと思うのです。
それが、将来が見えないとは如何に?
理由は給料が上がらないのではないか、身分はどうなるのだろうか?
身分と言うのは、きっと役職ではないかと思います。
確かに、給料には地域格差があります。
その場に新潟の方がいましたが、中堅どころには1,000万円出していると豪語していました。
思わず…おぉ~!
その横で、東京周辺で薬局を経営している方は、うちは600万円かなと…ボソリ。
なぜかしら物価が高く、給料が少なくても都会がいいようです。
また役職にも限りがあります。
薬局長といわれても部下は事務職員だけなんて事もあります。
その役職も残業手当の削減策になりかねない部分もうかがえます。
確かに将来が見えづらいのも確かかもしれませんね。
調剤報酬が上がらず、処方箋も分散して少なくなっている現状では、夢も希望も薄れていくのかもしれません。
その原因を少し考えてみました。
それは薬局の大半が中小企業の範疇にあることなのかもしれません。
組織の体制が未成熟な気がします。
若者に魅力ある会社になるには、ある程度の規模が必要のようです。
自らが起業しづらくなってきた現状は、組織人として何ができるか。
どんな夢を提供できるのか。
企業も試される時代です。
中小企業診断士としては「どげんかせんといかん!」と気合が入ります。

オリャ~!


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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悲しいですね (つくし)
2008-06-12 09:54:26
30歳になると、業界の現状が分かってきたのだと思います。
どんなに頑張っても年収600万、管理薬剤師を務めていいところ700万が限界、でも起業するには莫大な資金が必要である....。

法律が、「開設者は薬剤師に限定」となっていれば、また違ったでしょうが、おいしいところはもう食べ尽くされてしまっている感は否めません。

魅力ある会社とは、やはり「医療の良識」に立って仕事を考えているかどうかではないでしょうか。ただそうすると、儲からないという難題を抱えてしまいますが...。
返信する
正しき者は強くあれ! (駒形和哉)
2008-06-13 10:52:41
これは土光敏夫さんの母親の言葉です。
私の好きな言葉の一つです。
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