知らないんだから教えないと出来っこない。
中規模の会社から管理職研修の依頼がある。
管理薬剤師が管理職になるのかどうかは疑問だが、店舗を任せている以上は管理してもらわないと困る。
薬局内で起きたことは基本的に管理薬剤師の責が問われる。
では、なぜ管理が出来ないのかと言うと、管理される組織で管理を学んでこなかったからではないだろうか。
1日に200枚も300枚も、それ以上も扱う薬局は多くはない。
ただ、それくらいの業務量が多いと、それ相応の管理が機能しないと組織は動かない。
せいぜいが100~150枚程度でも大きい方だ。
たいていは50~80枚程度かもしれない。
50~80枚の薬局の薬剤師は3~4人で事務職が3人程度じゃないだろうか。
合わせても6~7人程度になる。
これくらいの人数だと全員に目が届く範囲になる。
ここに管理がどれだけ必要かと言うと、それほどでもないような気がする。
要は、多くの薬剤師が小さな薬局で管理をきちんと学んでこなかったと思われる。
薬剤師は目の前の業務をこなすことが求められてきた。
管理など出来なくても当然かもしれない。
私は「報連相研修」をやっている。
その時に管理とは何かも伝えてきた。
管理者研修の大事なことは聞いて覚えるものではない。
自分の頭で考えて自分なりのやり方をひねり出すことが大事になる。
そのために、管理者研修は講習やセミナーなどでは意味がない。
グループディスカッションなどで仲間と話し合い、気づき、自分を振り返ることが大切になる。
ただ、グループディスカッションになると時間を要する。
少なくとも半日は必要…いや、まる1日は欲しいところだ。
グループでのディスカッションの後は発表があり、それに対するコメントが必要になる。
ところが、薬局の経営者は社員への配慮からなのか遠慮なのか時間外の研修を嫌う。
もちろん忙しい現場があるので業務中は抜け出せない。
だからと言って休みの日に集めるのは不満が出る。
普通の企業なら当たり前の研修が出来ない。
出来ないのか、やらないのかどちらでもいいが、機会を与えずに管理が出来ないと嘆くのはやめよう。
管理が出来ないのは経営者の思いっきり次第じゃないだろうか。
“やればできる”はずだ。
変化の激しい時代を迎えている。
管理者への管理教育が会社を支える。
こちらが良かれと思っていても相手が不快に感じたり、ストレスを感じるとハラスメントなのだそうです。ハラスメント講習ではそのように教育されます。
会社に居たければむやみに話しかけない方が無難です。どこに地雷があるか分かりません。
そういう時代になってしまったんですよ。賢明な方はスマホやパソコンを見て自ら話す機会をうまいこと減らしています。
順応性がないので時間がかかるだけです。
でも、多かれ少なかれ部下などには横柄な態度で指示、命令があると思います。
自分では気づかずに。
私なんかは訴えられたら、訴えられたでしょうがないと諦めています。
その時には、今の時代に合わないポンコツだと自覚して消えます。
私が言いたいのは些細な会話さえもハラスメントの可能性を秘めており危険な職場社会になってしまっている事なのです。
近い未来教えて頂いた報連相も危うい伝達手段と取られかねない場合もありますよ。
とはいえ今現在、私は報連相を最重要伝達会話としております。
教えるのが私ならダメかもしれませんがね。
あの知事は特別で、いまだに何も対処法がない日本の法制度にも問題を感じています。
ハラスメントとは異なりますが、政治家のが不正や詐欺まがいな行為があっても在宅起訴っておかしくないですか。