医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

さくら舞う

2024-03-20 04:12:01 | 薬局
明暗を分かつ運命の合否発表!

3月15日に医師と歯科医師の国家試験合格発表があった。
医師の新卒者の合格率は95.4%と高い。
さらに出願者数と受験者数を見ると97.6%が受験している。
と言うことは薬学部で言うところの“卒延”みたいなのがほとんどないってことになる。
歯科医師はどうかとみると、新卒者の合格率が81.5%である。
こちらの出願者数と受験者数の比率は83.2%とちょっと”いる”かなって感じだろうか。
既卒との合計では医師が92.4%、歯科医師が66.1%となる。
この差は何だろうか。

さて、昨日(19日)は薬剤師国家試験合格発表があった。
すでに確認したと思うが全体の合格率は68.43%とほぼ例年通りだった。
6年制新卒者の出願者数は9,582名、受験者数は8,416名、合格者7,100名となった。
合格率は84.36%である。
これはあくまでも6年制新卒者の話だ。
気になるのが出願者数と受験者数の比率だが87.8%だった。
とりあえず”おめでとう”と言いたい。

問題は6年制既卒者で、出願者数が5,248名、受験者数が4,957名、合格者は2,103名の合格率42.42%だった。
涙が出るほどうれしい。
さらに深い問題は旧4年制卒、受験資格認定者である。
出願者数が252名、受験者数が212名で合格者数は93名の43.87%だった。
よく頑張った!
もっと早く何とかならなかったものだろうか。
どれだけのお金と気力を使ったことだろうか。

正直なところ、単純に喜べない問題を潜んでいると思う。
学力的に問題があったにもかかわらず大学の都合で入学させた責任は重い。
大学別の合格率も発表になっている。
それによると、さすがに20%台はなかったが最も低いのは千葉科学大学(30.95%)、青森大学(33.33%)、愛媛独協大学(36.03%)、奥羽大学(38.28%)、第一薬科大学(38.68%)である。
うわさでは入学試験もなく面接だけで合否が決まる大学もあるとか。

都道府県別の合格者では鳥取県が最も少なくて24名となっている。
次に島根県が33名、福井県が38名、高知県(43名)、秋田県(45名)となる。
地元には帰らないのかな。

因みに、自社の内定者の合格はどうなっただろうか。
大手調剤チェーン以外は歩留まりが悪く、良くて半分、下手すりゃ3分の1ってことらしい。
何かおかしいと思わないのか。
親がかわいそうだ。

どちらにしても、これからは薬剤師として“Boys, be ambitious”であることを願う。
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