花ごよみ

映画、本、写真など・

寿宝寺の十一面千手観音

2011-10-16 | 古寺(花など)
 

京都府京田辺市三山木にある、
小さな境内の寿宝寺。



本尊は十一面千手観音立像、
十一面千手千眼観世音菩薩立像です。

千眼というのは
千の手のひらに、
目が描かれているのです。

左右500本、足して1000本の腕があって
千本の手は翼状になっています。
手の動作も美しく、
見事な姿の観音様です。



こちらの十一面千手観音立像は、
大阪の「葛井寺」と、
奈良「東招提寺」の千手観音と並んで
三大千手観音となっています。

本堂で護摩木を焚く、
護摩祈祷の法要をしていたため
虫食いの害を受けず、
仏像も黒く色づき、
厳かさが増したようになっています。

こちらの仏像は明るさによって
なんと表情が変化するのです。

月明かりで拝むと優しい姿ということで
扉を閉めて雰囲気を感じるため
その状態を作って頂きました。

扉を開けた状態では厳しい表情でしたが
扉を閉めると
表情はがらりと変わり、
とてもほのぼのとした、
柔和な表情になります。
瞳と口元、そして頬のふくらみが、
一変するのです。

明かりによって、
力強い表情から
優しい表情に、
変化するなんて!!
不思議、不思議!!

二つの表情もそれぞれ魅力たっぷり、
いい体験をさせて頂きました。






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贖罪 (湊 かなえ)

2011-10-14 | 本 ま、や行(作家)

贖罪 (ミステリ・フロンティア)

空気のきれいさ以外、
取り柄のない穏やかな田舎町。
そこで起こった惨たらしい事件。
少女はもう戻ることはなかった。
彼女と友人だった、
残された四人の少女たち。
現場にいたのに犯人の顔を思い出せない..

彼女たちに投げられた、
被害者の母親の怒りの言葉が
4人の少女の人生を大きく狂わせていく。

事件に関係してしまったせいで
運命を狂わせてしまう
少女達が切なくて辛い。

その少女達がそれぞれ違う立場から
事件のこと、成長してからのことを
綴ってきます。

彼女たちの生き様自体が贖罪。
ゆがんでしまった4人の運命。
溜め込んでしまった深い心の闇。

「フランス人形」
「PTA臨時総会」
「くまの兄妹」
「とつきとおか」
「償い」
「終章」
と進むにつれ
事件の全容が次第に、
明らかになってきます。

一人一人が自分の心の中を語っていく
「告白」と構成がよく似ていました。

気分が重くなる内容。
自分の行動や言葉が知らず知らず
相手を悲しませ苦しめる。
人間の愚かさ、悪意、
妖しくて暗い作品。
それでいて引き込まれる作品でした。








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穂谷 収穫祭

2011-10-13 | 写真(花、旅行など)

穂谷では恒例の行事である
秋の収穫祭が催されていました。
地元の農産物、
芋掘りや枝豆の収穫が
体験できるので、
家族連れで大にぎわい。

コスモスを期待していましたが
コスモスはまだあまり咲いていなくて
コスモスよりも人、人、人…
人を見に行ったみたいでした。 




こちらでは遅咲きのひまわりが
見頃になっていました。




黄金色の稲穂がきれい!!




コスモスはまだちらほら状態、
見頃は10日後ぐらい先かな?










この日は牛さんもゲストで。

場所は関西外大穂谷学舎横です。
道も混んでいるし
催事は避けて行った方が
いいみたいですね。
反省‥

(10月9日)
大阪府枚方市穂谷


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恭仁宮跡のコスモス

2011-10-12 | 古寺(花など)

9月25日
訪れた時は蕎麦の花が主体でしたが
今はコスモスが見頃になっていました。

まだ蕾もたくさんあって、
風になびく可愛いコスモスの花を、
もうしばらくは
楽しめそうです。

訪れる人も少なく、
コスモスの持つ優しさに、
よくあうのどかな秋の田園風景です。
















山城国分寺・七重塔跡


(10月9日)

京都府木津川市加茂町例幣








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アリアドネの弾丸 (海堂 尊)

2011-10-11 | 本 か行(作家)

チーム・バチスタシリーズ第3弾の、
テレビドラマを見た後、
原作を読みたくなりました。
ドラマの放映中、
居眠りをしたりしていて
分からなくなってしまった部分も
あったので…

まだ文庫化はされていないので
図書館で予約して、
借りることができました。

原作はドラマとは違っていて
余分な人間関係や過去の犯罪もなく
すっきりとした構成になっていました。

キャラクター設定も違っていて
性別が変わっていたりしています。

AIセンターの設立を願う医療側、
解剖による判断に頼る司法側との対立。
交わることのない医療と司法。

縦型MRI「コロンブスエッグ」の
画像診断と警察側の妨害工作。

本の中盤ごろからラストにかけて
MRI測定室におけるトリックを
整然と解きほぐしていく白鳥。

でもAIセンター創設を、
食い止めるという理由で
病院内で事件を起こすというのは
どうも納得するに至らなかったです。

ドラマにあった色々な事件もなく
単に医療問題と特殊な空間である、
MRI室における犯行の
謎解きが主体なので、
ドラマで映し出されたトリックを
文字によって復習をしたような感じでした。




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大阪ステーションシティ[風の広場]と[天空の農園 ]

2011-10-09 | 写真(花、旅行など)

大阪ステーションシティ、
ノースゲートビル11階の
大阪ステーションシティシネマへ、
映画を見に行ったついでに、
同じノースゲートビルの11階にある、
憩いの広場の【風の広場】 と、
14階にある屋上農園の、
【天空の農園 】に行ってきました。

秋の花々が優しく出迎えてくれました。
















軽いハイキングコースということで、
11階から14階へは階段で。
エレベーター、エスカレーターはありません。
運動不足の身には結構こたえます。


面白い形の
フォックスフェイス










ビルの14階に、
案山子さんがいました。





(大阪市北区梅田)







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夜明けの街で

2011-10-08 | 映画

東野圭吾の同名小説を映画化。

監督は若松節朗。

主人公は岸谷五朗、深田恭子。
共演は木村多江、石黒賢、黄川田将也、
萬田久子、中村雅俊…

不倫を馬鹿にしていた中年サラリーマンが
派遣社員と不倫関係に。

渡部(岸谷五朗)は妻と子供がいて、
不満のない日々、ありふれた日常を過ごしていたが、
ある日、派遣社員の秋葉(深田恭子)と出会い、
心がときめきはじめ、いつしか深い関係に…



彼女から時効を待っているとの衝撃の告白。

なぞめいた女、秋葉に深田恭子。
妻には木村多江。



秋葉(深田恭子)はある事情のため
渡部(岸谷五朗)の心を、
自分の方へと取り込んでいく。

ずるずると秋葉(深田恭子)に
はまりこんでいく渡部(岸谷五朗)

岸谷五朗は、女に心を持って行かれた男の、
みじめさが出ていました。

妻(木村多江)は、気づきながらも、
平静を装い、
良妻を演じています
心の奥底には爆弾を抱えながら…。

原作は読んでいます。
でも読んでからかなり日数が、
経過しているので
記憶は少々薄れていますが、
だいたい原作通りに、
描かれていると思います。

内容は知っているので危険な恋愛に対する
ドキドキ感は薄れています。

深キョンがきれいで可愛いので
原作にある秋葉の影のある、
大人の女の怖さ、強さは
あまり表現されていないような…
妻を演じた木村多江の方が
女の強さが出ていて、
不気味さも感じました。

本の感想は→こちらです。





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亀岡夢コスモス園

2011-10-07 | 写真(花、旅行など)

近くを通ったので
まだ早いかなと思いながら
行ってきました。
行った日は3~4分咲きといったところ、
それでも色々な種類の
可愛いコスモスに出会えました。
























マツコ・デラックスと
戦場カメラマンの渡辺陽一さん。
よく似てる!!!






マメ科の植物と秋の空


千日紅


コスモス園前の道路を挟んだ先に
広がる真っ白な蕎麦畑。


10月1日

(京都府亀岡市吉川町)




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美山の秋

2011-10-05 | 写真(花、旅行など)

かやぶき屋根の家屋が集まる美山の里。

日本の昔話に出てくるような、
のどかで心安らぐ、
とても魅力的な里風景が、
ここにあります。






















こちらに来る途中にも、
かやぶき屋根の家があちこちに
見受けられました。
この辺りはかやぶき屋根の家が、
多い所なんですね。


風景に融け込んだお地蔵様


「お食事処きたむら」での昼食
(そば三昧) 
とろろ、大根おろし、梅しその
三種類の手打ちそばです。
ここに来るまで、
おなかがすいていたのに
何も食べずに
我慢したかいがありました。
おいしかったです♪


「お食事処きたむら」の
前に広がる蕎麦畑。
見頃は少しばかり過ぎていましたが
まあまあきれいでした。


10月1日

(京都府南丹市美山町)





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DOG×POLICE 純白の絆

2011-10-04 | 映画

災害時の人命救助、爆発物の捜索、
テロ対策…
これらの危険な任務のサポートを、
課せられた警備犬。

その警備犬シロと警察官との絆と
連続爆破事件を発端として、
それに伴う捜査を描いた映画。

原案は小森陽一。
監督は七高剛。
主演は市原隼人、
熱くて真っ直ぐな警視庁の、
犬のハンドラーを演じます。

共演は戸田恵梨香、時任三郎…

警備犬の訓練所への、
異動命令が出た勇作(市原隼人)、
そこで出会ったシロ。

勇作(市原隼人)はハンデをもつシロの
ハンドラーとなって
警備犬にまで育てあげる。



赤ちゃん犬からの
成長ってまたたく間なんですね。
犬の成長の早さにちょっとびっくり。
アルビノとして生まれたため
体が弱いということで
心配もしましたが、
活躍できて一安心。



それにしても勇作(市原隼人)の、
単独行動が多すぎ。
単独行動が原因で移動されたのに
修正されていないないどころか
結局、認められたような話に、
なってしまっています。

そして水野(戸田恵梨香)までもが…
普通は許されない行動でしょう。
熱い正義感は受け止められましたが…

でも細かい所、変な所に、
目をつむっていれば、
映画自体はスリルもあり、
勇作と彼のバディーとしての、
シロとの深い絆、
強い信頼に対し、
胸にぐっとくる場面も、
何度かありました。





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