ふがいない僕は空を見た
映画化すると知り、
図書館で借りて読みました。
5つの連作短編集
主人公がそれぞれ違っていて
関連性をもたせながら
彼らの視点で物語が綴られていきます。
最初読み始めたときは
この物語は一体、
どんな方向に行ってしまうのかと、
心配になってきましたが、
読み進めて行くにつれ、
登場人物それぞれの悲しみや苦悩、
閉塞感、絶望の淵に、
追いやられながらも
光を見いだし、
歩み続ける姿が見えてきました。
自分一人の力で生きていく過程において、
思い通りにはいかなくて
この世のつらさを抱え込んだ登場人物達。
色々な障害が彼らをめがけて襲いかかる。
それでも生きていく。
ラストの助産婦の斎藤くんの
お母さんの語る章は希望が見えます。
最終章は心に染みる物語に
なっていました。
終わりに近づく頃、
少し涙ぐんでしまいました。
斉藤くん、福田くん、
生きにくい日常、世の中だけど、
頑張れ。
傷つくことがいっぱいあっても
精一杯生きる弱くて優しいそして、
ふがいない彼らに、
明るい未来が来るようにと、
福田君のように、
いじわるな神様に願いたくなりました。
主人公が家業の助産院を手伝うのも「いい関係だなぁ」なんて感じてたんですね。もちろん、親との関係、親である助産婦と妊婦さんの関係、妊婦さんと主人公の関係。これらがすごくいい感じでした。
でも・・・映像で見ちゃめちゃ違和感(笑)
原作意外とよかったですね。
主人公も結構いい人だし。
映像は見なくてよかったですね(笑)
でも永山君とアニメキャラクター、
似てましたね(笑)