花ごよみ

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利休にたずねよ  山本 兼一

2013-09-18 | 本 ま、や行(作家)

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

利休の周囲にいる人々、
彼等の目に映った利休を綴りながら、
利休という人物の中枢に迫ります。

利休の周辺の人物、
過去の恋などを描きながら
利休の人となりを探っていきます

その手法は最後の日から遡り、
若い日までという、
独特の描き方で書き記しています。
後ろのページから
読み進めていくのも
またおもしろいかも。

茶道、美に命をそそぎ、
並はずれた審美眼を持つ利休。

侘びの精神の中にいても
人としての熱い心をもって、
美というものにこだわり
あまりに自我を押し通した故に
秀吉に受けいられなくなってしまう。

利休に対して現実的、
世俗的な秀吉。
永遠に交差することのない二人。

秀吉と対比することによって
利休の謎が解明されていき
利休の人物像が浮かび上がってきます。

市川海老蔵主演で映画化されます。
どんな映画になるのかな?




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今晩は (螺子花)
2013-09-21 19:38:32
 此の本は読んでおられなかったのですね?
映画が何か賞を貰ったとの事、好きな本ですから映画は如何かとも思うのですが、また映画の感想をお願いします。
返信する
螺子花さんへ (kazu)
2013-09-21 22:57:55
こんばんは

この本読んでいませんでした。
螺子花さんはもう読まれていたんですね。

映画はモントリオール世界映画祭で
最優秀芸術貢献賞もらったようですね。
映画も見たいと思っています。
返信する
Unknown (maho)
2013-12-11 09:18:17
kazuさん おはようございます

「利休にたずねよ」
二年位前に読みました~
自分の描いた利休像・表面は穏やかで
内面は力強いと想像していました。
映画の役を見てこれは利休役・・・
違うと思い観に行っていません
でも受賞作、とても良い作品だつたようですね、機会を作って見てみたいと
思っています。
返信する
mahoさんへ (kazu)
2013-12-11 21:39:57
こんばんは

mahoさんも「利休にたずねよ」
読まれていたんですね。
私が読んだときはもう配役も
分かっていたので海老蔵で
違和感なかったです。
mahoさんは誰が適役と
感じられたのかな?

静謐な作品になっていましたよ。
機会があれば是非ご覧になってください。
返信する

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