利休にたずねよ (PHP文芸文庫)
利休の周囲にいる人々、
彼等の目に映った利休を綴りながら、
利休という人物の中枢に迫ります。
利休の周辺の人物、
過去の恋などを描きながら
利休の人となりを探っていきます
その手法は最後の日から遡り、
若い日までという、
独特の描き方で書き記しています。
後ろのページから
読み進めていくのも
またおもしろいかも。
茶道、美に命をそそぎ、
並はずれた審美眼を持つ利休。
侘びの精神の中にいても
人としての熱い心をもって、
美というものにこだわり
あまりに自我を押し通した故に
秀吉に受けいられなくなってしまう。
利休に対して現実的、
世俗的な秀吉。
永遠に交差することのない二人。
秀吉と対比することによって
利休の謎が解明されていき
利休の人物像が浮かび上がってきます。
市川海老蔵主演で映画化されます。
どんな映画になるのかな?
映画が何か賞を貰ったとの事、好きな本ですから映画は如何かとも思うのですが、また映画の感想をお願いします。
この本読んでいませんでした。
螺子花さんはもう読まれていたんですね。
映画はモントリオール世界映画祭で
最優秀芸術貢献賞もらったようですね。
映画も見たいと思っています。
「利休にたずねよ」
二年位前に読みました~
自分の描いた利休像・表面は穏やかで
内面は力強いと想像していました。
映画の役を見てこれは利休役・・・
違うと思い観に行っていません
でも受賞作、とても良い作品だつたようですね、機会を作って見てみたいと
思っています。
mahoさんも「利休にたずねよ」
読まれていたんですね。
私が読んだときはもう配役も
分かっていたので海老蔵で
違和感なかったです。
mahoさんは誰が適役と
感じられたのかな?
静謐な作品になっていましたよ。
機会があれば是非ご覧になってください。