花ごよみ

映画、本、写真など・

祈りの幕が下りる時

2018-02-08 | 映画
東野圭吾の小説を映像化。
加賀恭一郎の『新参者』シリーズ完結編。

監督は福澤克雄。

主人公加賀恭一郎を阿部寛、
いとこの松宮は溝端淳平、
田中麗奈、山崎努と
いつものメンバーが登場。

今回は新たに松嶋菜々子、伊藤蘭、
小日向文世、及川光博らが参加。

ある女性演出家の周囲で起こる事件。
日本橋を囲む12の橋の名の謎。

事件に関連して父との確執、
加賀の母の失踪の謎など
加賀の過去も明かされる。



今回のヒロイン、
演出家の浅居博美役を
松嶋菜々子が演じます。



絡み合う人間関係。
複雑で難航する事件ですが
ラストできれいに解決。

自分を犠牲に子を守った親。
父親を演じる小日向文世の
はかなさ、哀しさに泣かされました。

知られたくない不幸な過去を消すため
犯行を起こすというストーリーは
松本清張の砂の器とよく似たパターン。

4年前原作は読んますが、
映画を見る前は
ほとんど忘れていました。
記憶力の乏しさもありますが
それほど心に強く残らなかったのかも。

本を読んでいた時より、
映像化されたこの映画の方が
ずっと感動できる作品になっていました。
それほど演出、
演じる俳優の演技が見事でした。





コメント (4)
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