Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

Selmer Calrinet 調整出し

2013年07月06日 22時49分09秒 | Weblog

M氏に頂戴したSelmer Prolog Ⅱ、タンポ、素人目には全く問題がない様に見えたが、Repairmanに見ていただくと、2カ所のタンポがおかしい。この年代のタンポはもう発売されていないそうで、全タンポ交換を行うことにした。その際、当然、全体のチェックもされる事になった。今まで、装飾用にされていたので、何度もシルバーポリッシュで磨いたが、それが全て無駄!!ま、それも楽しみなのだが。

さて、修理後、大幅に吹奏感は大幅に改善したが、やはり、中音ミを中心に、音がビビル様な。私の考えでは、本来の音以外のノイズが、ミの音に共振して、余計に目立つのかなとも思ったのだが、Repairmanの説明では、タンポに吹き込んだ空気が当たり・・・とかで、空気を逃すその他の手法があるそうな。この当たりになると、素人には、良く解らなくなってくる。オイオイ勉強の時間を頂戴して、吹き込んで、更なる調整をいつでも、ということになった。ついでに、Bbの音が出にくいのだが、そもそもクラリネットでは、この音、出にくい。右手の下から3番目(?)のサイドキーを使うと出やすくなるが、やや音が上ずる。これもTune up出来ないかどうか、お聞きして、又やってみましょうと言うことになった。ホールを拡大することも考えて。って、本格的チューンアップになりそうな。楽器自体の限界もある中で、後戻り出来ないチューンアップをする価値は、この楽器にはありそうです。
そもそも、Selmerのクラは、低音がしっかり出る、という傾向があるらしいが、この楽器も、結構その当たりハッピー。でも、下のBbからオクターブキーを押してスケールを吹いていくと、音量の段差が些かきつすぎる感じ。そこで、このTune upが出来ないかどうかお聞きした次第。
この当たりを改良するための左手親指の金属の筒(?)を、Eiji Modelで北村氏に換えていただいた経験があったのだが、これは大きなヒントになりそうな感じ。
そうそう、4つのクラを吹き比べしていて、Yamaha CS Vmasterの音がやっぱりでかい事についても質問すると、皮タンポの音の跳ね返りもあるが、実際に音がでかいらしい(それに良く響く感じ。反応も早そうな)。色んな楽器を吹くと、そんなことも判ってくる。
クラリネットはサックスに比べて、構造が簡単(な様に見える?)、それでも、楽器を追究していけば、Repairする側からもDeepな部分があるようで。
ついでに、プラスチックの長径可変バレル(製作しているところは潰れたらしく、入手は目下不能とのこと)を、クランポンに使うと、キンキンした安物に聞こえるのだが、Selmerでは結構良さげ。このバレル、ちょっときついので、自分でカッターで削ったのだが、段々になっているのがほんとは不味いんですが。多分、モーターの砥石で磨けば更に綺麗になりそうだが。バックンのバレルを付けても、Selmer、あんまり違わないような。
と、ほんとはテク・レベルアップが一番大切なことは判っていますが、結構楽しい。
あと、Le BlancのBliss Clarinetが欲しい。YamahaのIdeal Gって、そんなに良いのかな?このクラ、バレルがとても短いのに最近気がつきました。
楽器って、奥がDeepです。

コメント
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