Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

オーディオセット搬入、その後

2007年10月12日 20時28分22秒 | Weblog
何かと忙しく、未だ、プレーヤーも接続しておりません。スピーカーケーブルは高級なものを貰ったけど、どれだけ良くなったかのチェックは、以前使用していたケーブルが無いので、全く解りません。でも、今まで長い間、安いオーディオで聞いたり、ヘッドフォンで聴いたりしていたものを、この”20年前はそこそこのオーディオ”で聞いてみると、新しい発見が随分あります。ヴィーヴォン・大谷ママ主催の2005,KBSホールでの録音を聞いてびっくり、私のクラはなんと右から聞こえているではないか。今まで、ほとんどヘッドフォンで、たまにボロのステレオで聞いて、反省多々の演奏なんですが(それでも、最高の音楽体験!鍋島直昶カルテットとの演奏です。聞いて頂けないのが残念やら、ホッとするやら)、いざ、1000Xで聞いてみると、クラが右に追いやられている。酷いミキシングだなー、と感じつつも、妥当な選択かなーとも思ったりして。
カベッチのオーディオを聴き、音がふくよかで、左右定位が素晴らしく、それに比べれば、論外のこのセットでも、新しい発見がある。セットをグレードアップすると(というか、元に戻しただけなんだけど)、今まで聞いていた音源を全てチェックし直したくなる、ってのは本当ですね。
カベッチが音に、まさに音そのものにこだわっているのが、良く理解できるようになっています。音の奥行きがどうのこうの、ってこの人、何言ってんだろ、って思っていたのですが、彼のセットでは、楽器の配置、音等、じっくり注意して聞けば、解ってしまう。彼が、Brian Nova TrioのCDの録音がとてもいい、なんて言ってたけど、彼のセットで聞けば、首肯します(これも私の家では未だ聞いていない)。
ジャズでは、演奏、特にアドリブの中身に注意が行っていて、余りレコーディング、音の善し悪しには注意を向けなかったこの20年間なのですが、世の中、オーディオマニア、あるいはそれに類する人たちが、未だに多数いらっしゃって、その虜になっている、というのは、本当によく解ります(それにしても、オーディオ雑誌などはほとんどがAV雑誌に鞍替え、少なくなったナー!!)。
私だって、時間がありさえすれば、と思いながらも、その昔、音楽を聴くのは車の中だけ。家に帰れば直ぐ寝てしまう、等という生活で、1000Xすら数十時間しか聞いていないまま、ほっぽってた、なんという無駄遣い。でも、1000x、ネットで見ていたら、今でも結構な評価を得ているようで。JBL115早く買って鬼門セットと比べてみたい、と思いつつ、時間もなけりゃ資金もない辛い生活は、今後も続きそう。でも、カベッチのアルテックの前では、JBL115,クラウンD75,逆さになっても勝てんだろうな??!!
コメント
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