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JA5DBE の Coffee Break

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TinySA-Ultra の Ultra モードによる測定

2024年12月14日 | 測定器

 Tiny SA-Ultra は通常の設定では、800MHz以下での使用となりますが、「ENABLE ULTRA 」にチェックを入れ、ウルトラモードを可とすると、測定周波数範囲が 800MHzから 6GHz まで拡張されます。

 この理由は入力端子にローパスフィルターが挿入されており、この特性により 00MHz 下の信号しか通せないと情報が有ります。よって、「ENABLE ULTRA 」にチェックを入れウルトラモードを可とすると、ローパスフィルターが切り離されて測定範囲が広がるというわけです。

 ウルトラモードでは、スキャン時間の増加、RFコネクタからのLOリークが大きいとかいくつかの不具合がレポートされています。

 だた、通常使用する HF帯の測定では、800MHzも帯域があれば、特段申し分もないので、広範囲な周波数の測定が不要なときは、「ENABLE ULTRA 」にチェックを外せば元通りになりますので、ご安心ください。

 測定に際して、高い周波数をだすことができる SG が手元にないので、WiFiアダプターを使用し、 802.11G (2.4GHz)、および、802.11a (5GHz) 信号をモニターし
どの程度信号を見ることが出来るかを試してみました。

 

先ず、802.11G (2.4GHz) の信号 ( TinySA Ultra 内臓 SDメモリ を使用してキャプチャ画像を PC に取り込み、その後 Upload しています。)

 2.4GHz信号 ( 2.4858GHz ) の測定画像です。
VBWが広いので、信号は 1本の線でしか見えません。( TinySA の 価格を考慮するとやむを得ないでしょう。)

 

 

802.11G 信号 測定信号の諸元です。

 

 下の画像は、802.11a の信号です。(同じく TinySA Ultra のキャプチャ画像です。)

 5GHz信号 ( 5.1964GHz ) の測定画像です。
VBW が広いので、信号は 1本の線す。

 

 

 802.11a 信号 測定信号の諸元です。

 

<結論>

 2.4GHz 帯信号の 2.倍、3倍程度の高調波は、tinySA -Ultra でもモニターできそうですが、それ以上のスプリアス測定は不可能なようです。

 

 

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