goo blog サービス終了のお知らせ 

JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

手持ちのコモンモードフィルターを活用するため挿入損失を見てみました

2022年02月03日 | 空中線

 固定局を 1kW化した際に使用していたコモンモードがあるので、挿入損失等に異常が無いか調べてみました。

 フィルターは仕舞いこんでから 10年以上経過しているので、挿入損失が増えている可能性もあります。損失レベルは、SGtinySA、インピーダンスの乱れ具合は nanoVNA を使用して測定してみると、大きな問題は無さそうでした。

 

 SGの出力レベルで 7,050kHz・-50dBm で出力したものを直接 tinySA の入力端子に入れています。-50dBm が -49.875dBm になっていますが、SG 及び tinySA の精度誤差です。

 

 SG 出力と tinySA の入力端子間にコモンモードフィルターを入れて測定してみました。

 tinySA の指示値に違いが無いので、コモンモードフィルターの損失は無さそうです。

 

次に特性インピーダンスの乱れが無いか nanoVNA を使用し、50Ωダミーロードを負荷にして調べてみました。

 

 ダミロードのみを nanoVNA に接続した場合の特性です。当然スミスチャートも 1点で落ち着いています。

 

ダミロードと nanoVNA 間にコモンモードフィルターを入れてみました。

 若干変動がありますが、ほぼ異常無しと判断してよさそうです。

 

 手持ちのコモンモードフィルターが使えそうなので、移動用アンテナ基台の給電点直前にこのコモンモードフィルターを入れ、IC-705 への回り込み対策にいたします。

 現在使用しているアンテナ基台の給電ケーブルに使用している 5D2V を給電点近くで切断し、切断したそれぞれのケーブルに M 型コネクタを取り付けて、コモンモードフィルターを挿入します。作業開始は M型コネクタが届いてからになるので、来週末当たりから作業開始になりそうです。

 

< 2月 5日追加 >

 この基台の元のケーブル部分を一度切断して両端にM型コネクタを取付てから、コモンモードフィルターを間に挿入します。
挿入したコモンモードフィルターは、写真の支柱に固定する予定です。

 現状では、ラジアルはこのようにまとめた状態が一番マッチングが良い(SWR値が低い)⇒ 同軸ケーブルの外皮もラジアルとして機能している?事象も、コモンモードフィルターを入れれば改善するのではと思っています。

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« P40AA (Aruba) と 7MHz / FT8... | トップ | アンテナ基台にコモンモード... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ja5ben)
2022-02-05 10:17:57
コネクターも5D2Vの半端もあります。取りに来たらあげます。
返信する
Unknown (ja5dbe)
2022-02-05 11:27:50
 ありがとうございます。
 声をかければ、M型コネクタは誰かが余計にもっているだろうな?とは思いながら、サトー電気に注文しました。既に発送済みの連絡があり、今日の午後か月曜には届いてくる見込みです。

 追加写真のとおり、給電部より少し先にコモンモードフィルターを入れるので、今回の改造でケーブルは不要です。半月ほど前に庭先で運用したときにたまたま、RFの回り込みを起こしたので、ここまで思いつきました。Hi.
返信する

コメントを投稿