昨日の 「 TinySA Ultra 機能 を使用 」で、SG として利用することが出来ることを確認しましたが、SG 出力の設定値がどの程度信頼できるか、 TinySA Ultra と元々所持していた Tiny SA とを接続し、TinySA のスペアナ機能でレベルがどれほど誤差があるか ( 絶対的な精度はありませんが ・・・ ) それぞれを接続をして測定してみました。
なお、TinySA の 「 Low 」 レンジでは、430MHz帯の測定が出来ないので、「 High 」レンジ ( 高調波利用モード ) を使って測定しています。
上の画像が、TinySA Ultra (下側) と TinySA (上側) の測定模様です。
TinySA Ultra の 「 SG 」 モードの設定値拡大画像です。433.0MHz / -100dBm ( キャリアのみ 無変調 ) で信号を出しています。
TinySA のキャプチャー画像 ( アプリ TinySA Appのキャプチャ機能を利用 ) で、検出レベルは、-98.5dBm を指示しており、機器相互の誤差は 1.5dB ( -100dBm : -98.5dBm )で、極端なズレは無く、誤差は少なくとも1桁の範囲内で納まっているのではないかと思っています。
結果、外付けの ATT さえ用意できれば、TinySA Ultra を使用し、無線機の受信部の感度調整や確認に充分使用できるレベルに収まっていると考えます。
一般的には受信感度は 「 μV 」の単位が使われているので、換算式等を用いて計算すればよいと思います。
ちなみに、下記のホームぺージで標記の相互換算ができます。
(株) サーキットデザインさんが公開しているホームぺージの「電圧・電力・デシベル相互変換ツール」で換算でき、-100dBmは、2.236μVとなります。
換算表利用時の最小値は、-140dBmまでのようで、-140dBm = 0.022μV となりました。