JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

暖かくなってきたので nanoVNA-H4 を使って移動用アンテナ ( RHM-12 ) を測定

2023年02月18日 | 空中線

 短縮垂直アンテナ RHM-12 を庭先で組み上げ、SWR 等を測定してみました。

 同アンテナは、スクリュードライバー部分で同調点を会わせる仕組みとなっています。nanoVNA-H4 を使って、HF帯 短縮垂直アンテナ系の調整がどれほど簡単にできるか試してみました。

 建物の前の庭先で建てているので、建物の影響もあり、ロケーション的にはあまり良くありません。
 ラジアルアースは 5m×5本を少しばらけさせ一方向に流しています。

 

 下の画像は、7,040kHz ( M2 ポイント ) を最良点となるよう追い込んだものですが、SWR : 1.2、スミスチャートも 50Ω 近辺まで追い込むことが出来ています。

 

 

 nanoVNA-H4 は Start : 5MHz ~ STOP : 30MHz でキャリブレーションを行っています。
 Display を SWR にセットし、センター周波数を 7,080kHz 測定スパン 500KHz として表示させ、アンテナ RHM-12 のス久リュードライバー部分を少しずつ回転させながら SWR 最良点を目的周波数に合わせました。

 初めは、最良点が画面からはみ出し、左下がりの直線 ( エレメント長が長すぎ ) のため、短くなる方向でスクリュードライバー部分を少しずつ回転させて短くしていくと、最良点が見つかります。
また、一気にスクリュードライバーを短くし過ぎてしまうと最良点を通り過ぎ、画面のグラフが右下がりになることもあります。短くし過ぎた場合は、少しずつ延ばす方向でスクリュードライバーを回転させると、上のように最良点がピタリと見つかります。

 一般的なアンテナアナライザーと較べると、キャリブレーションの手間がありますが、一度行い記憶させておけば、f簡単に呼び出せ、nanoVNA と比べて画面が4インチあるので、見やすく、エレメント長の調整時グラフが連続変化するのを見ながら調整できるので、安価 ( 1万円+α )で使い勝手のよいアナライザーになります。

< 2月 19日 追記 >

 nanoVNA-H4 の液晶ディスプレイ画像は、カメラで直接写したので、(旧) 掲載写真は、余りにも白いノイズが多く、見かねたので、画像処理ソフトで、ある程度削除加工を行って (新) 画像に入れ替え、見易くしました。

 

コメント
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