JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

nanoVNA-H4 ファームウェアをバージョンアップしてみました

2023年02月03日 | 測定器

 購入時の nanoVNA-H4 ファームウェアバージョンは、0.50版で、ファームウェア Ver.Up 作業で Ver.1.2.14 (2022.08.31) 版になり、操作性・機能が大きく改善しました。

 

 

 購入時の 0.50版と較べると大幅に機能追加されるとともに、(旧) 0.50 版では、メニュー選択操作が、改善され安定して操作し易くなっています。

 また、アンテナ調整で良く使う SWR 画面では、画面横にスケール値が表示され、数値の確認ができ見やすくなりました。測定ポイントを指定するマーカーの数も増えるなど、いくつもの改善点があります。上画像の日付・時間は、初期値のままですが、日付・時間設定メニューも追加され、現在の日時がセットできます。

< 2023年2月7日 追記 >

 日付・時刻設定命令の " SET DATE "、及び、" SET TIME " は、投入様式どおりに (日付) yymmdd、(時刻) hhmmss を数値入力し、” Ent ” を押しても nanoVNA-H4 には設定されず、" Version " を開いても、初期値 " time:2000/01/01/ 00:00:00 (LSE) " のままで変わってくれません。nanoVNA-H4 をアナライザーとして使う上で困ることはありませんが、ファームウェアのバグ?なのでしょうか?

 


 画面上は U/V 用 5/8λ ホイップアンテナの 144MHz帯 の SWR を nanoVNA-H4 で測定し、画面を直接カメラで写したもので、右側にスケール値が表示され、マーカー ( M1 ~ M4 ) のポイントにおける SWR 値も画面上に表示されています。

 昨年 nanoVNA-H4 を購入して間もなく、ファームウェアが Ver.1.20 化され、インターネット上に公開されていましたが、当時はファームウェアの書き換え方法が理解できずにそのまま使用していました。( PC 用アプリ nanoVNA-Saver を使って nanoVNA を PC に接続して操作すれば、画面も大きくマウスでの操作なので不便はありませんでした。Hi.  )

 手持ちの nanoVNA-H4 は SDメモリーを実装することはできませんが、新しいハードウェアバージョン ( SDメモリーソケット付 ) では、このバージョンのファームウェアで画面のハードコピーを保存し、SDメモリを介して PC に取り込むことも可能になっています。

 しかし、屋外等でアンテナを調整するときに nanoVNA-H4 を使用する場合、 PC (nanoVNA-Saver ) 併用では、操作性が良くありません。やはり、nanoVNA-H4 単体で使うべきで、今回  JH4VAJ OM のブログ 記事 " NanoVNAファームウェア v1.2.00(DiSlord氏版) " 他を参考にさせていただき、目的を果たした次第です。

 nanoVNA-H4 ファームウェアの書き込みに際しては、事前準備 (必要アプリ・データのダウンロードが必要 ( dfu-util-0.9-win64.zip、zadig-27.exe、NanoVNA-H4-MS_20220831.bin ) で、それぞれの操作やインストール手順の解説が上記ブログ内に掲載され、各リンクが張ってあるので、ご覧になって見てください。

 なお、新ファームウェアを nanoVNA-H4 に書き込む際は、dfu-util-0.9-win64 を使用しますが、ファームウェア書き込みは、①「 xxxx.dfu」ファイルを使用する方法と ②「 xxxx.bin」ファイルを使用する方法の二通りがあります。

 簡単な ①「 xxxx.dfu」ファイルを使用する方法では、PC上の dfu-util アプリでファームウェア書き込み時にエラーが発生 ( USB経由でnanoVNA-H4に接続できない ) し、NGでした。

 書き込み命令が長くなりますが、②「 xxxx.bin」ファイルを使用する方法では、エラー発生もなく、ファームウェアを nanoVNA-H4 へ書き込むことができました。

 nanoVNA-H4 用ファームウェア ( NanoVNA-H4-MS_20220831.bin ) は ” GitHub ” にあり、 JH4VAJ OM のブログ 記事 "NanoVNA ファームウェアバージョンアップ(1.2.14)" にダウンロード先等、詳しく記載されているのでご覧になってください。

 ※ GitHub からダウンロードするファイルは 赤四角で囲んだファイルです。

 

※ 「 ①「 xxxx.dfu」ファイルを使用する方法 」で発生したエラーは、USBポートに関わるもので、nanoVNA-H4 を接続している USBポートを含め、「 複数ポートが使用されているのでファームウェア書き込みができない 」旨のエラーメッセージが発生し、エラー終了になりました。
( マウス・無線LAN子機を外しても、nanoVNA-H4 と接続している com ポート以外に、何れかの他ポートを PC が使用?しているのか不明ですが、同様にエラーが発生し NG でした。)

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする