まるごと真空管物知り百科

　「ラジオ/通信方受信機からAM送信機の回路を詳解」という、サブタイトルに引かれて購入しました。

　著者の一人の JA1BHG (岩上篤行) さんは、'60 年代 ～ '70 年代に CQ 誌の製作記事をよく執筆なされていたので、私のコールと同じような世代の方は良くご存知であろうと思います。

　内容は、'60 年代の真空管全盛時代のパーツを使用した「並四ラジオ」、「オートダイン受信機」 ～ 5763 や S2001 ファイナルの送信機など、ノスタルジックな記事が満載で、昔このような記事や回路図を元に受信機や送信機を作っていたことが思い出されます。

　100mAクラスの電源トランスを持っているので、数WのCW送信機を作ってみるのも面白いのですが、コイル類は手巻きで作るとしても、タイトバリコンが全くありませんし、真空管に使用できる耐圧の高いコンデンサー類もありませんので、パーツ集めからしなくてはならず、夢物語となりそうです。