石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

9月4日 本日は9月議会において一般質問を行いました

2015年09月04日 | 国立市議会
 こんにちは、毎議会一般質問を行っている石井伸之です

 毎回の事ですが、一般質問を終えると別人のように気力が抜け、全身が脱力感に支配されます。

 たった一時間ですが、全神経を集中して物事聞いて訴えるという作業は生半可ではありません

 今回の一般質問冒頭は、8月19日に亡くなられた楠井さんのことを取り上げました。

 楠井さんと様々な話をするようになったのは、この5年~6年というところですが、濃密な意見交換をしたことを思い出し、言葉が詰まります。

 冒頭の質問部分を以下に記しますので、ご覧いただければ幸いです。

 自由民主党明政会の石井伸之です。通告に従い一般質問を行います
雨の中を傍聴に来ていただいている皆様、また、インターネット、スマホ・タブレットで傍聴されている皆様に心より感謝申し上げます。

8月19日午後、田中政義国分寺市議会議員より悲しい連絡が入ってきました。同日未明、前国分寺市議会議員の楠井誠さんがくも膜下出血により38歳の若さで亡くなられたとのことです

突然の訃報に愕然とすると共に前日まで、中川雅治参議院議員の秘書として、元気に働いていたとの話から、その言葉を容易に信じることが出来ません。確かに議員在籍中から腎臓や肝臓を悪くされ、人工透析一歩手前まで症状が悪化したとの話を本人から聞いていましたが、他の病魔が忍び寄っていたとは思いもしませんでした。

誰からも好かれる優しい人柄と話を盛り上げるセンスに長けており、大変明るい性格は、どのような会合でも人の輪の中心になっていました。

また、国分寺市西町在住で最寄り駅が国立ということから国立駅周辺まちづくりに大きな関心を持たれていました。
昨年末、プレオープン期間中のコメダコーヒー国立北口店で、国分寺からは楠井議員、尾澤議員、国立からは大和議員、東議員、私の5人で意見交換した際にも、国立駅北口駐輪場の是正、北地域コミュニティバスの増便及びルート延伸、国立駅東側高架下に国分寺市が保有する権利スペースを有効活用する為には、国立市と共同で活用すべきといった話で盛り上がったことをつい昨日のように思い出します。

体調の関係で、平成27年4月の国分寺市議選には立候補せず、一期で勇退されましたが、体調を整えた後に新たなステージでの活躍が期待されていただけに残念でなりません。

残された一人として、生前、楠井さんが訴えていた、国立駅周辺の  発展に向けての志を忘れず議会活動に邁進して行きます。ここに謹んで哀悼(あいとう)の意を表するとともにご冥福をお祈り申し上げます。

 これより、質問に入ります。8月12日水曜日に朝の市政報告を矢川駅で行うため、自転車で走っていると、所沢ナンバーの白い2トントラックが道端の雑誌類を大急ぎで荷台に乗せる姿を目撃しました。
 荷台に乗せるのは、綺麗に梱包された雑誌や新聞のみで、袋に入った紙ごみはそのまま放置されていました。
 富士見台地域にお住いの方からも、資源ごみ回収日になると、見慣れないトラックが、早朝に雑誌類を集めているという話を聞いています。
 資源ごみは国立市の委託業者が回収し適切なルートで再資源化すべきものです。それが不法に持ち去れていく姿を見るのは、何とも言えない虚しさと共に怒りを感じると言われました。

 既に他市では、資源ごみ持ち去り行為を防止する為の条例を制定し、警察と連携する中で正規の業者が資源ごみを回収できるよう努力しております。

 しかし、残念ながら国立市には、資源ごみ持ち去り防止条例が無い為、悪質な資源ごみ持ち去り業者を制止することが出来ません。

 そこで、ごみ行政についてのカッコ1、資源ごみ持ち去り防止についての①現在の状況についてお聞かせください。そして②として(仮称)資源ごみ持ち去り防止条例制定についてお聞きします

 続いて、教育についてお聞きします。貸し出し図書が一部破損した状態で返却されることがあると聞いています。

 そこで、カッコ1、図書館貸し出し図書についての①貸し出し図書の紛失及び破損状況についてお聞きします。また、②として利用者が資料や書籍等を紛失し、国立市図書館運営規則第6条により、実際に利用者へ損害の弁償をさせたことはあるのか、この点について質問します

 次に、3年前の平成24年9月議会で取り上げた、泉地域における第一小学校への通学路短縮についてお聞きします。前議会でも小口議員が 質問されたところ、準備が進み実施まであと少しということが答弁されていました。そこで、実施時期を含め、現在の状況についてお聞きします。

 続いて、昨年の6月議会で取り上げた、胃がん予防に向けたピロリ菌の検査推進について質問します
 日本対がん協会によると、平成23年、部位別がん罹患数は、一位が胃がんで132,033人、二位が大腸がんで124,921人、三位が肺がんで111,858人となっており、がんの中で胃がんの患者数が最も多くなっています。
 最新の平成25年データによる部位別死亡数では一位が肺がんで72,734人、二位が胃がんで48,632人、三位が大腸がんで47,654人となっています。
 
 胃がんの99%に関与すると言われているピロリ菌が5歳未満に口から入ると、胃の酸性度が弱いことから胃の表層粘膜に取り付くそうです。しかし、5歳以上になると、胃の酸性度が高まり、口から入ってもピロリ菌が胃の粘膜に取り付くことは無いとあります。

ピロリ菌に感染すると、ピロリ菌がつくりだす酵素ウレアーゼと胃の中の尿素が反応して発生するアンモニアによって直接胃の粘膜を傷つけます。ちなみにこのアンモニアで胃酸を中和してピロリ菌は身を守るそうです。これにより、ピロリ菌から胃を守ろうとするための生体防御反応である免疫反応により胃の粘膜に炎症が起こります。ピロリ菌に感染している状態が長くつづくことで、胃壁が傷つきさまざまな病気を引き起こす可能性があります。

ピロリ菌が胃を蝕み、胃炎や胃潰瘍を引き起こし、胃がんで死亡するリスクを除く為にも、ピロリ菌除去は急務の課題です。

ピロリ菌保持率は60代で80%、50代で70%、40代で20%と大幅に減少し、高校生では5%未満と言われており、衛生状態の向上につれてピロリ菌保持率が減少しています。
 まずは「隗より始めよ」ということから、私は家内と一緒にピロリ菌の検査を行いました。検査方法は朝一番の尿を検査機関に送付する形となっており金額は1セットで、税込4298円です。
 ドキドキしながら8月26日に届いた結果を見ると、私も家内も陰性と表示されておりホッとしました。この安心感を得られただけでも、  4298円は安い買い物です。
 

 私の友人からピロリ菌の事で聞いた話ですが、友人は高校時代から胃の調子が悪く、胃潰瘍、十二指腸潰瘍で切除手術が必要と言われ、3か月ごとに両手いっぱいの薬を飲んでいました。
 そこで、お茶の水の順天堂大学病院へ行き、当時話題になり始めた  ピロリ菌の検査と除菌を行ったそうです。
 除菌後は、嘘のように胃腸の痛みが消え去り、胃薬とも無縁の生活を送れるようになったとの話を聞きました。


 既に立川市では50歳から54歳に対して、ピロリ菌検査の補助を 実施していることから、国立市でも胃がん予防に向けたピロリ菌検査助成制度実施に向けて一歩踏み出して行くべきと考えます。そこで、福祉についてのカッコ1胃がん予防の①ピロリ菌検査推進についてお聞かせください。
 大きな四つ目まちづくりについてのカッコ1、JR中央線三鷹・立川間立体化複々線の現状についてお聞きします
 JR中央線複々線化は、昭和44年6月に沿線自治体が「立体化複々線促進協議会」を設置して以来、長年に渡る懸案事項となっています。
 三鷹・立川間の立体化工事は平成25年度末に全て完了しましたが、複々線化については五里霧中の中を暗中模索している状況と聞いています。
 中央線の輸送力を拡大し、通勤ラッシュ緩和に大きな期待がもたれている中央線複々線化は、是非とも進めて行くべき課題であると認識しています。そこで、現状をお聞かせください。
 質問は以上です。答弁は大きな項目ごとにいただき、再質問は自席にて行います。



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