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鉱物の部屋へのいざない

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平行六面体のように見える黄鉄鉱2

2013-06-25 12:11:44 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「平行6面体に見える黄鉄鉱2」です。

先日のブログ記事の続編です。

先日来、野呂さん、TYさんとコメント以外にもメールのやりとりが続いております。PDFを公開しなければならない義務みたいなものも感じていますので、これ以上溜まらない内に、私の正確な理解を待たずに公開します。

Pyrite00
Pyrite0a
Pyrite0b
Pyrite01
Pyrite1a
Pyrite1b_2 
Pyrite2a
Pyrite2b
Pyrite2c
Pyrite2d
Pyrite3a
Pyrite3b
Pyrite3c
Quartz.exeで描いた黄鉄鉱の結晶形態

上のPDFが野呂さんから送られてきたものです。正直、私は正確に理解している訳ではありませんが、12面体が平行6面体に成り得る事実を知って驚きました。ここには何か奥深い秘密が潜んでいるような気がします。

このようなコンピュータ・シミュレーションは従来の常識を超えて新たな知の領域へ踏み込んでいくような予感がします。ジャンルが違うものの、平行多面体に関する元素数のような新しい定理に相通じるものを感じてしまいます。

TYさんからは「なぜ、半面像、四半面像の結晶ができるのか?」という質問も投げかけられています。

黄鉄鉱は単純な鉄と硫黄の化合物ですが、その結晶には多様性と結晶世界の神秘が詰まっています。

私は鉱物趣味にはまった初期には、正確な正6面体をしている黄鉄鉱の結晶を見て、それが自然が造ったものとはどうしても思えませんでした。さらに貫入双晶したものには驚きすら感じておりました。さらにさらに黄鉄鉱には球状の集合結晶もあります。黄鉄鉱は知的好奇心を刺激し続けてくれる存在です。

人とコンピュータはそのような結晶世界の神秘を少しずつ解き明かしていってくれるでしょう。

今後の展開が楽しみです。

コメント (8)
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