ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【9月も毎週日曜日は休業します。】

ミネラルフェア

2013-06-11 14:20:47 | 日記・エッセイ・コラム

先週の土曜日の午後は新宿に移動し、東京国際ミネラルフェアに行きました。

新宿ショーもやはり混雑しておりました。ミネラルマーケットの直後では、やはり新宿ショーは華やかな感じがします。外国産の鉱物は大型で派手なものが多く、こちらの方が一般受けすると思います。ただ、鉱物マニア的にはやはり洋ものより和ものの方が人気があります。

新宿ショーの印象は毎年来ているせいか、何となくいつもと変わらず、感動が少なくなってきたような感じがしました。毎年同じ業者、同じような石では、そのうち飽きてきます。また、たとえそれが派手なエメラルドの巨大結晶でも、それが人の手によって磨かれていたものだとすると、そこからは感動は生じません。国際的なミネラルショーでは多様な価値観が入り乱れます。国際的な石のショーは実は人の価値観のショーでもあるようです。

今回の新宿ショーの特別展は「ザ・シャーク」(サメの歯化石と進化)でした。私はサメの歯化石にはそれほど興味はありません。今回の展示はさらっと見流しました。

サメの歯化石では思い出す事がひとつあります。それは十数年前の凡地学研究社での事です。私がお店に入った時に既に先客がいらっしゃって、そのお客さんと店主の方の会話のレベルがあまりにも高かった事に驚いた、事です。私はサメの歯化石にはそれほど興味がなかったのですが、そのお客さんの質問があまりにも専門的で、聞いていて何の事かは分からなかったものの、高レベルな会話をしているなー、という印象が残っております。やはり、石の商売には専門性が問われるのです。

もうひとつ、十数年前の国立科学博物館での事です。私は個人で入っていたのですが、同じ時間帯に団体のツアーの方々と一緒になり、恐竜化石のコーナーで解説の方が「芸能人と恐竜は歯が命です。」と話をしておりました。ちょうどアパタイト歯磨きのCMをやっていた時だったのでウケていました。

博物館でも解説の話術が必要のようです。どうも、それはDJ警察官がウケるのと同じ事のようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする