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鉱物の部屋へのいざない

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石川県鉱物同好会第2回採集会

2012-11-24 11:31:07 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は石川県鉱物同好会第2回採集会を行いました。小雨模様の天気の中、総勢19名の参加がありました。その中には和歌山から参加のTさん(採集地の開拓者)もいらっしゃいました。皆さん、お疲れ様でした。

今回の採集場所は石川県小松市遊泉寺銅山跡です。遊泉寺銅山の紫水晶は古くから有名で、我々石川県鉱物同好会では避けて通れない聖地のような場所です。私にとっても遊泉寺銅山跡は小さい頃の鉱物趣味の原点となった場所です。

バイオトイレ横の駐車場に車を置いて、雨の降りしきる中、みんなで採集場所のズリ場に向かいました。

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遊泉寺銅山跡のズリ場

ズリ場に到着後、すぐに採集開始です。それからは運と努力と識別眼が収穫を分けます。皆さん、幸運を期待して採集が始まりました。

という私は、その場所が携帯電話が繋がらないエリアに当たり、昼食予定のお蕎麦屋さんに電話をする為に、電話が繋がる駐車場まで一旦戻りました。その途中、遅れて参加になったTさんに会えました。採集場所は山の中である為、私が電話する為に戻らなかったらTさんに会えなかったと思います。携帯は便利なものですが、繋がらない不便さを痛感しました。

お昼までその採集場所で採集をしました。今回は大物の収穫はなかったようですが、各自、それなりの収穫があったようです。写真はないのですが、Iさんが見つけた小さな紫水晶に、洗浄用に用意してきたペットボトルの水をかけると、その紫水晶は鮮やかな紫色に変身しました。その色は上質な雨塚山の紫水晶に匹敵します。

また、Tさんが中に入って行った大きな穴の天井に、水晶のクラスターが張り付いていたという話に少し興奮しましたが、今回は私は遠慮して、それを見ませんでした。遊泉寺銅山跡は今後も来る事があると思います。

昼食はお弁当の方々とは別に近くの「手打ちそば処」でそばを食べました。その時に山本会長から石川県の鉱物標本を集めた標本箱を見せてもらいました。非常に貴重な鉱物標本だと思いました。

午後は近くの花坂に向かいました。花坂は陶石の採掘場所で、普段は入れません。今回は山本会長のお力で入場許可をとってもらい現地に行きました。

Photo

花坂陶石採掘場所

花坂の紫水晶は以前、Sさんに見せてもらった事があります。それは薄い層状クラスターで薄紫色のラベンダーアメシストでした。そのイメージのものを探しましたが、昨日は残念ながら見つかりませんでした。ただし、それがどのような産状だったのか?現地を見れて良かったです。

第2回採集会は花坂で解散しました。

その後、有志数人は菩提に向かわれました。私は金沢のお店に戻りました。

今朝、Sさんからのメールで、まだまだ菩提にも大物が眠っているようだ、と書いてあるのを見ました。

そうです!まだまだ大物は地中に眠っています。我々はそれらの大物を目覚めさせなければなりません。地球にはまだまだ宝物たちが眠っていて、掘り出されるのを待っているのです。


コメント
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