コランダム２

今日は「コランダム２」です。１から少し時間が経ってしまいました。ブログはライブだと思いますので、当初書こうと思っていた事とは変わってしまったかも知れませんが、それも良し、としましょう。

コランダムは六角柱や六角板の形状をなす事が多い鉱物です。六角形は自然界では多く見られる形です。

コランダム（鋼玉）

この写真はそこそこのサイズだったであろうコランダムのスライスです。スライス面が六角形になっています。この石の面白いのはスライス面から２重のコランダムでできている事が分かる事です。内側の薄い色の部分がサファイアで外側の濃い色の部分がルビーになっていると思われます。結晶成長する過程で環境変化が生じたのだと思います。２種類のコランダムという珍しい石だと思います。

インド産 コランダム（鋼玉）

これは六角板状のルビーです。この石の面白いのは表側にも裏側にも三角形の結晶成長丘の模様が浮き出ているところです。この石を見て、あるお客さんは六芒星のようだ、とおっしゃいました。確かに上下の三角形が表裏にあり、自然が造った六芒星のように思えます。

六芒星は洋の東西を問わず神聖な形です。自然界にもこのような石がある事が、何か神秘的な事のように思えて来ます。

コランダム（鋼玉）

これは縦・横・高さ、ともに４ｃｍほどのサイズのコランダムです。片面に磨きが入っており、トラピッチェのような模様が見られます。裏面も磨きがありませんが、トラピッチェのような六条のラインが見えるような気がします。

先ほどからパソコンの調子が悪いので今日はこの辺で終わります。

「コランダム３」に続きます。