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鉱物の部屋へのいざない

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大きな鉱物結晶

2011-11-19 10:56:10 | 日記・エッセイ・コラム

今日は大きな鉱物結晶の話題です。鉱物標本の値段はその種類や結晶の色や形で違ってきます。それとサイズも重要な要因です。大きなものは当然高くなります。

大きな鉱物標本は希少性が増します。鉱物結晶は大きくなるにつれ、そのかたちは崩れていきます。巨大で美しい鉱物結晶はなかなか見当たりません。その結晶が成長する時間もそのサイズで違ってくるのでしょう。長時間同じ環境を保つことが難しいからだと思います。

大きな結晶といえば、メキシコのナイカ鉱山のセレナイトです。テレビで見たことのある方も多いと思いますが、あの結晶の洞窟は驚異です。世界自然遺産になって然るべきスポットだと思います。

それともう一つ、お店を開く直前に見た紫水晶です。小松のSさんが金平で採集した紫水晶は高さがおよそ20cm以上太さも15cm以上あったと思います。いわゆるカテドラルタイプの群晶で亀の手のようなかたちでした。ほとんど無傷で両手で持った重量感はほどよい重さでした。まさしく博物館クラスの標本でした。Sさんが名付けたその「亀の手ちゃん」は将来小松市博物館か尾小屋鉱山資料館に行くことになるのではないかと勝手に思っております。

水晶がそのサイズになるまでにどの位の時間がかかったのか?この疑問に答える回答をまだ持ち合わせておりません。小松の金平あたりの地層は医王山累層と同じ時代に出来たと考えられていますから今から1700万年前位に出来たであろうと推測できますが、その水晶がそのサイズまでに成長する時間が万年単位でかかるのか?それとももっと短い時間で成長したのか?残念ながら正確な事実は分からないままです。

石の華には比較的大きな鉱物結晶がたくさんあります。是非、見に来てください。

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