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東京郊外の風景2021(5)

2021-07-13 21:10:03 | 日記・エッセイ・コラム
昨朝9時過ぎに実家を出てリムジンバスで松山空港に行き、1時過ぎには羽田空港に着いた。東京は4度目の緊急事態宣言が発動されたが、機内の乗客も空港も毎回人の流れが着実に増えている。昨年春に松山に向かった時は空港も機内も驚くほど人の流れが少なかった。

羽田で飛行機を下りた瞬間に熱い湿った空気に晒され、思わず「うわっ、東京、暑い」と声が出た。実家を出て停車場まで30分余り歩いた時、汗まみれになりシャツが水浸しみたいになった。だが、それは最初の試練だった。その後何度も汗で水浸しみたいになった。

先ず、羽田で京急線乗り場まで歩き、川崎で京急から南武線乗り換え、分倍河原駅から自宅まで歩いた。梅雨明けが近いと期待してたのに、東京は何でこんなに暑いのかと愚痴が出て来た。この程度の距離を歩くのは大した事なかったのに、今回汗びっしょりになり文字通り水浸しにだった。

今まで何度となく歩いたルートで距離は変わらないが、階段を登る時に時折膝が抜けそうになり手すりにつかまりながら歩いた。気がつくと目の前にぶつかりそうになった高校生がいた。彼はスマホを握って階段の右側にいて不審そうな目を向けた。私はゴメンと断ったが、手すりを離さなかった。

それでも、予定より早く3時頃には自宅に着いた。自宅の室温は30度近く湿度も高かった。我慢してエアコンを点けてない家内に、そもそもケチな私は文句を言わなかった。夕方、想定外の暑さに堪らず最寄りのショッピングモールに出かけショートパンツを買った。モールも空港や駅と同じで予想外に人出が多く皆マスクをかけていた。コロナは当たり前の生活スタイルになったと感じた。

夜になり若干気温が下がり、扇風機の風にあたりながらテレビを見て気分が落ち着いた。だが、ベッドに入ると蒸し暑くどうにも眠れなかった。窓のシャッターを上げガラス戸を開けると、逆に吹き込む風が肌に冷たく眠れなかった。といって毛布を掛けると暑い、そうしていうるうちに朝になった。

まさかと思ったが、四国の田舎の実家より東京の自宅の方が眠れなかった。朝起きると気温は約29度弱、帰京の朝の田舎の実家は25度弱だった。一方、昨日の田舎より寝不足だった今朝の方が血圧が低く、数字的には今朝の方が体調が良かった。専門家でない私に説明は出来ない。■

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