かぶれの世界(新)

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日米の銀行手続きの違いを実感

2017-03-10 18:27:10 | 社会・経済
昨年暮れに新居に引っ越してから電気料金を支払っていない。最初の月は息子がネットで引っ越し手続きをしたにも関わらず、何故か翌月に請求書が建築会社に届いた。暫く経って電力会社から謝罪と請求書のキャンセルの連絡を受け、改めて引っ越し後の契約と料金の自動引き落とし手続きをした。

電力会社から電話連絡を受けた時、担当氏はシステムの問題が生じたとの説明があった。ところが、その後も今日まで電気料金を支払ってない。私はてっきりまだシステムの不具合か何かが続いて忘れられているのだろう、いつか纏めて料金請求されるだろうと覚悟していた。なるべくならずっと忘れていて欲しいと都合よく考えていた。

一昨日、電力会社から手紙が来た。いよいよ来たか、と思い封を切って内容をチェックすると、何と自動引き落とし手続きの銀行届印が間違っていたのだ。システムの不具合どころか、私の単純ミスだった。直ぐに印鑑を確認して返送した。今迄に溜まった電気料金がまとめて請求されることになるのは間違いない。

もう一つ銀行手続きに関わる処理があった。今度は私のミスではない。

昨日何年かぶりに米国大使館と連絡を取った。90年代に米国で仕事をしたお蔭で、今では米国政府から年金を頂いている。最初は外銀日本支社の口座に振り込まれていだが、数年前その外銀がリテイルバンキング業務を日系銀行に売却した。そこから今頃になって米大使館に連絡し変更手続きしろと言ってきたのだ。

大使館の市民向けサービスの年金課に電話し手続きしろと言う。私は米国市民ではないし、15年以上英語を使ったことが無く、何て言えばいいのか言葉に自信が無かった。銀行の投資関連担当マネージャに再度連絡し相談すると、彼女は銀行コード等の資料を送ってくれた。ということは、それ以上は自分でやるしかない。

会話で出て来そうな単語をリストアップして(心の)準備、昨日大使館に連絡を入れた。受付の女性が電話に出て来ると速攻で、“Anybody who speaks Japanese?”と聞いた。すると流ちょうな日本語が返ってきた。何も心配することはなかった。本人確認後、準備した銀行口座情報を伝えて無事手続きが終わった。

米国にいた90年代にお金に関わる手続きを電話で済ませていたことを思い出した。電気料金も年金も銀行口座を経由する時は、日本では間違いなく書面での手続きを求められるだろう。しかし、米国式で間違いが起こっていないからいまだに電話でやっているのだろう。話題のフィンテックも本人確認が肝だという。日本でも目的と効率を考えて手続きを見直す機会があったはずと思った。■
コメント
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