かぶれの世界(新)

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高尾山で足に違和感(実は老化)

2016-12-12 16:59:08 | 日記
思いついて高尾山に行くことにした。高尾山から城山、景信、明王峠を経て陣馬山に行く人気の縦走コースを歩き、取って返して高尾に戻る約30kmのタフな縦走2倍コースだ。普通のハイカーではまず無理だと思う。かつては本格的な山行きの準備だったが、近年は往復8時間を目安に体力測定の定点観測に使っていた。6時前に起き家内が準備してくれた朝食をとり、洗濯物を干した後急いで日帰り登山の準備をして7時半の電車に文字通り飛び乗った。

8時に高尾山口駅を出てケーブルカー沿いの山道を歩き始めた。綿の長袖シャツに袖なしのジャケット、その上にウィンドウブレーカーでは歩き出しは寒かったが、30分も山道を歩くと体が温まり汗が滲んで来たのでジャケットを脱いだ。沢山のハイカーを追い越したが、唯一人外国人トレイルランナーはあっという間に私を追い越していった。更に30分弱で高尾山直下のまき道に着いた。何時ものペースでここまでは順調だった。

だが、そこから一丁平を経て長い急坂を降り始めると左腿の前側の筋肉(多分四頭筋という)辺りに「ピッ」と軽い痛みを感じ始めた。左足に衝撃がかからないよう少し斜めになってゆっくり下ると痛みはなかった。だが、油断して急ぎ足になると痛みが走り体のバランスが崩れることもあった。平地や登りは大丈夫なのだが階段になった下り坂で左足を着地した時、微妙な負荷のかかり方で痛みを感じることが何度も続いた。

城山の登り口まで来て今日はもうダメ、陣馬には行けないとギブアップした。この縦走路はどこでも下山できバスや電車等何らかの交通網に接続できるが、登り口からだったら今日の足の状態に相談してまだ登山口に戻れた。城山からだと相模湖に行く積りだった。ケーブルカーを使わなくとも歩いて戻れた。しかしトリッキーな山道を避け舗装された参道を選び、縦走モードからハイキングモードに切り替えて景色を楽しみながら帰った。

かなり下まで雪を被った富士山は美しかった。天気のいい日は高尾山から相模湾の江ノ島、埼玉や千葉まで眺望できるはずだが、昔は新宿にしかなかった高層ビルが都心だけでなく郊外にまで乱立し、どこがどこだかよく分からない。途中会った中年夫婦に声をかけるとわずかにスカイツリーが見えるというが私にはさっぱり。平日なのに老若男女、沢山のハイカーがいて一々挨拶して話しながら楽しく降りて行った。

遠目にも美しいモデルスタイルの若夫婦と可愛いお嬢さんに目が止まった。年を聞くと4歳で今日が初登山だと聞いて驚いた。親の意思を感じた。孫が6歳になり山を経験させてやりたいと思っていた、4歳とは凄いねと褒めると彼女も両親もやる気満々だった。その先に、今にも倒れそうな老人が85歳だと聞きまたまた驚き。今まで何百回も登ったそうだが、今日は行けそうか聞くと分からないとの返事、頑張ってねと言うしかない。

10時過ぎの電車に乗ったから歩いたのは2時間余り、その後足の状態は悪くならなかった。急に思いついたのは昨日日曜日に参加した地域のバドミントン大会で、一番下のクラス6部で初心者ばかりの相手なのに足が動かず結果は勝ったり負けたりで失望したからだ。パートナーのオバサンに散々プッシュされた。私が最高齢だったからの言訳も空しい。正直なところ瞬間的な動きが出来ないので前後に揺さぶられると全く動けなかった。

実はその前日もバドミントンクラブ練習に参加し、格上の人達とやってボロボロになった。足が出ないと痛感したのはその時だったが、日曜日には格下(私は不遜にもそう思っていたが、結果は正しいランク付けだった)との試合でも同じだと自覚させられた。それでは種目を変えて山歩きなら違うかもと思ったのが、今日の高尾山-陣馬山縦走をやろうと思った理由だ。だが、3日連続では体がもたなかったという言い訳を作っただけで終わった。情けないけど齢のせいかなー?■
コメント
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