かぶれの世界(新)

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初夏の異変(続)

2013-06-11 19:08:36 | 社会・経済

 ちょうど1か月前に株価と体調の異変を、無理やりこじつけた記事を投稿した。その頃は対ドル円が100円を突破し連日株価が上昇していた。バブル並の速度で上昇した。その頃、私は急に寝つきが悪くなり、寝具を夏物に切り替えたり、コーヒーを減らし寝酒を飲み、運動量を増やしたりと、無駄でもいいからと色々と工夫していた。<o:p></o:p>

 眠れない時は経験的に血圧が高かったことが多く、正直言うと今回も高血圧になることを恐れていた。記事を投稿後1週間でその心配が現実になった。それまで血圧は120~130台だったのが、130~140台になった。150台になることもあった。数年前に掛かりつけ医は私は夏に血圧が上がる珍しい体質だと言った。今年もそのパターンになった。<o:p></o:p>

 昨年から降圧剤を2種類に増やしたが、暑くなると血圧が上がるのでは服薬する意味がない。気温が上がると薬の効き目が下がるなんて聞いたことがない。色々トライしてきたが、今回も最も効き目があったのはジョギングだ。10km余り走ると翌日の血圧は正常値に戻る。問題は2日程度で血圧は高くなるが、そうそうジョギングできない。週1回以内にしないと膝痛になる。かといって5km程度に距離を減らすと殆ど効果が見られないから、今のところ代替策が見つからない。<o:p></o:p>

 その1週間後の先月23日に日経平均株価が13年ぶりに1000円を超える急落を記録し、更に今日に至るまで為替・株価・長期金利が不安定な動きを続けて中々収まらない。日本株購入を勧めた証券会社の担当者が、一転して債券を勧めるという混乱ぶりには苦笑するしかなかった。以前、自己責任といった。だが、こんな時しっかりした情勢判断ができるか自信がなければ、何もしないことだと思う。<o:p></o:p>

 この2週間余りのマーケットの動きは門外漢の私の常識では理解できないことばかりだった。雇用や消費など米国経済指標が上向きの兆候を示すと円が買われ株価が下がるという、まさに初夏の異変だった。だが、今は欧米日の総ての中銀が金融緩和している為に生じた「金融緩和相場」だと理解すれば、実体経済より金融政策の今後の動向が注目される。なるほどと思った。<o:p></o:p>

 私が理解してなかったことがもう一つある。日銀の異次元の金融緩和の影響力がこれほど大きいとは予測していなかった。マスコミのせいにする積りはないが、普段日本のやることは良いことは無視するか過小評価し、悪いことのみ過大に報じる傾向が強い報道に慣れて、私自身も我が国が持つ影響力を実寸大で評価できなくていた。<o:p></o:p>

 だが、異次元の金融緩和が世界市場を刺激していたことが、23日の日本株急落以降の世界市場の動きを見て意外に思い驚いた。日本株を持っていないからいくら暴落しても大丈夫と楽観視していたが、保有している新興国等海外ものの金融商品も日本株と連動して急落した。これじゃ分散投資してもちっともリスク分散になってなかった。いつか来た道だ。初夏の異変が梅雨に入ってどう変わるか、真夏になったらどうなるか、血圧も株価も予断を許さない。■

コメント
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