埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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埼宅建協同組合のビジネス塾

2015-12-13 09:59:14 | Weblog

去る12/10の午後1時半より4時まで、埼宅建会館3階の研修ホールで150名を集めて、埼玉宅建共同組合主催の第41回組合ビジネス塾が開催されました。

 最初は当協会の三輪昭彦会長が、ご挨拶され、組合員は現在900社ですが、来年3月の今期中に1000社加入目標を達成したいため、本日の様な皆様の役に立つセミナーをしているわけで、一般会員は3000円のところ共同組合会員各社は何人参加しても無料です。と会員募集も兼ねたお話がありました。

 続いて登壇された本日の講師、相続コーディネーター実務士の曽根惠子様は落ち着いた大きな声で、挨拶の後はすぐ本題には入り「皆様、相続になったら、弁護士、税理士などの士業に任せるしかないと思っていませんか?それとも取引銀行や信託銀行が窓口になることで仕方がないと思っていませんか?」との問いかけから始められました。

 しかし、仲の良い円満なご家庭での相続問題の解決には、最初から弁護士や税理士さんの必要は無いのです。むしろ話し合いが付かず、争いになったとき弁護士さんに相談したり、相続税額の計算では税理士さんに相談すればよいのであって、もめ事が起きない様にするのが我々コーディネーターの仕事です。

 そしてご自身がネーミングを発案し商標登録も済ませてある、不動産コーディネート実務士の仕事の中身や概略を説明され、今日ここに聞きに来ている、不動産取引士の皆様がいかに身近な立場に有るかを説明されました。

 一口に言って、コーディネートとは辞書に依ると、纏めるとか、橋渡しの意味があり、相続の相談事を自分が引き受けて一緒になって考え、法律関係は非弁活動にはならない様に、弁護士さんに相談し、税額計算でわからなければ提携税理士さんを紹介すれが良いことで、いつも悩まされるのは、お金や不動産の有効活用や処分の問題で、ここにいられる不動産取引士さんの仕事です。ですからこれから実務士が何をするのか、その具体例をご説明させて頂きます。とこんな具合で進行しました。

 途中、15分の休憩時間を挟んで、4時10分前位には終わり、質問時間となり身近な問題だけに質問者も多く、その一つ一つ丁寧に答えられ、成功裏に無事終了しました。流石30年近くも相続問題一本槍で続けて来られただけあって、素晴らしいの一語に尽きます。

この講演の内容は、当日会場でも販売された、出来たばかりの本、「相続コーディネート実務入門」に纏められているので、ご一読されると良いと思います。

 実は、私も平成5年8月29日の第1回のコンサル特別試験に同期で合格し、不動産コンサルの設立総会でいくつかあった分科会に参加し、偶然にも曽根様が講演する相続問題の教室に入室したのでした。中には数名の税理士兼業の方もいて、聴衆の約1/3位の人が、若い女性のくせに、俺たちの仕事の邪魔をするのかという異様な雰囲気でしたが、曽根様は物怖じもせず終始ニコニコとして、講演をこなし、意地悪な質問にも丁寧に回答し無事乗り切ったのでした。私は当時59才でしたが素晴らし女性がいるものだと感心し、以後年賀葉書や暑中見舞いを出し続け、曽根様からもご返事をいただいておりました。

 最近になってセミナーの事を聞き、参加して、その後も色々お世話になることも多く、これも不思議なご縁と思っております。このブログでも改めてお礼申しあげます。

 (株)市川不動産

 


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