去る7/17の日経によれば、安全法案衆院通過のタイトルで今国会最大の焦点で有る安全保障関連法案は16日衆院本会議で、自民公明両党などの賛成多数で可決され参院に送付された。と報道されました。
同紙一面にあるコラムで「合意造りが政治の仕事」というタイトルのもとで、「なんと情けない体たらくか、怒号が飛び交う国会を見て、そう思っている有権者は少なくあるまい、事の賛否はさておき、なぜ冷静に話し合い、接点を見いだせないのか。このままでは与野党共に敗者である。」
安全保障関連法案を巡り国論は2分されている。本当に溝は深いのだろか。東アジアの安保環境は不透明感をましている。従来通りの安保対応で大丈夫か、何らかの備えが必要と答える国民は多いはずだ。私個人も全く同感でした。
南シナ海に「砂の万里の長城」を築く中国と緊張が高まったときに自衛隊の哨戒機の派遣は
可能か、政府与党内で内々の議論が始まっている-中略-政府案との開きは大きく感じる。だが国会審議では国際社会から「集団的」と見られることを否定しないと言う趣旨の発言もあった。
現実のケースにおいても理念においても与党の考えに重なり合う部分が全くないわけではないのだ。-中略-政治とは何か。多くの異なる主張を重ね合意をつくる仕事であると結論づけている。
私もこの著者と同感でした。野党連合の様に一時期の共産党のまねをして何でも反対と口をそろえて言っているようでは、国会は空転し、かえって周辺諸国からもなめられる国になるだろう。と思いました。
台風の最中に京都に行く途中だった私は旅館に着き「京都新聞」を初めて見ましたが、そこには「新国立計画白紙に」と言う文字が目に飛び込んできました。副タイトルに「首相ゼロベースで」と書かれているのをみて嬉しくなりました。
17日には安全保障法案を強行採決し、900億も増加した新国立競技場も決定するとは政府の無駄使いもはなはだしいと腹を立てていたのですがスート怒りが消えて行くのを感じました。流石京都新聞もし東京でも発売しているのなら今すぐにでも変更したい気持ちでした。
京都新聞だけあって、こうした記事のすぐ横に、ノーベル賞受賞者の南部陽一郎氏の死去と井上八千代様(58)の人間国宝決定のニュースが一面記事で取り上げられていました。
安倍首相も7/20の朝日新聞を見ると、同紙が7/18・19の両日に全国世論調査(電話)実施した結果、安倍内閣支持率は30%に落ち第二次安倍内閣発足以降最低となり、新国立白紙評価は74%となった事が判明、これを気にして決断したようですが、なんでもいいから無駄遣いはやめて社会保障の充実に回して欲しいと思うのです。
つい先日国民年金での生活費が足りないと6000円の値上がりを期待していた老人が期待はずれとなり将来を悲観し新幹線1号車でガソリンをかぶり火をつけて焼身自殺をした事件が起きたばかりなのに、議員を始め、金に困らない官僚の無駄使いを見ると、そうした人達と国民の金銭感覚のズレ感じ、憤りを感じるのです。
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