埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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「幸福の黄色いハンカチ」を見て

2014-11-30 12:41:19 | Weblog

 

去る11/28の夕、日本TVの9p~の金曜ロードショウで「幸福の黄色いハンカチ」を見ました。高倉健さんが他界し、ここのところ、各局で競って追悼番組を流していますが、先週見た「あなたへ」が良かったので、第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、国内における同年の映画賞を総なめにした有名な映画とあり、今夜はこれを見る事に決めました。

 最初は、武田鉄矢の扮する花田欽也が、失恋の痛手から仕事を辞め、退職金で購入した真っ赤な車、ファミリアで一人北海道にやって来て、網走についた欽也は片っ端から女性に声を掛け、東京から一人旅に来ていた小川朱美(桃井かおり)をナンパして、二人でドライブを始める。

 一方で島勇作(高倉健)は網走刑務所を出所。郵便局に立ち寄ると葉書を一枚書いて投函する。海岸に立ち寄った欽也と朱美は、偶然居合わせた勇作に写真を撮ってもらい、その成り行きで三人一緒に旅する事になる。朱美に仕事のことや妻のことを聞かれた勇作は、炭坑勤務で、妻とは別れたと答える。

 勇作が夕張に向かっていると聞いたことから、朱美は夕張に向かうことを要求し、その道中で三人が乗っていた車が検問に会う。勇作が車を運転していたことから無免許で有ることが咎められ、そこで初めて殺人罪で刑務所に入っていた事を告げる。警察に連れて行かれた勇作だが、偶然にも勇作のことを知る警察官・渡辺係長(渥美清)と再会し、彼の取り計らいで解放される。

 その後、一人で夕張に向かう事にした勇作だったが、「もし、まだ待っていてくれるなら、黄色いハンカチをぶらさげてくれ」と勇作が葉書に綴った妻への思いを知った二人は、強引に車に連れ戻し、三人で夕張へ向かうが、臆病になった勇作は「あいつが俺を待っているはずがない」と途中で引き返すことを要求し、一度はそうするが、「万一待っていたらどうするの?」という朱美の言葉で再び夕張に向かう。

 もう外を見ていられない勇作に道を聞きながら車を走らせ、近くの風呂屋の前で車を降り、あたりを見回した、欽也と朱美は二人の視線の先に何十枚もの黄色いハンカチが風になびいているのを見つけた。力強く勇作の背中を押す2人。妻光枝(倍賞千恵子)は物干しをしていましたが、勇作を見つけると仲良く2人で家の中に入って行きました。

 それを見届けた朱美と欽也の2人も、車中で自然に手を握り会い、強く抱き合い、キスをする。黄色いハンカチがたなびく夕張の街。と言うお話でした。

 軽妙なタッチで最後まで飽きさせず、ハッピーエンドを迎え、すがすがしい気分にしてくれる素晴らしい映画でした。高倉健さん、山田洋二監督、と出演者の皆様に感謝、感謝の2時間でした。

 (株)市川不動産

 


TV朝日の「あなたへ」を見て

2014-11-24 16:33:48 | Weblog

去る11/23の9pよりテレビ朝日の日曜洋画劇場の高倉健さん追悼企画番組、隆旗康男監督の「あなたへ」を見ました。富山刑務所の嘱託作業専門官島倉英二に扮する高倉健が退官したら夫婦で全国をドライブしようと話し合っていた妻洋子(田中裕子)との約束を果たそうと、暇を見つけては自分で改造していた車で、奥さんが上司の妻に託した2通の遺言書に従い単身、富山の刑務所職員宿舎から、妻の故郷長崎の平戸漁港まで行く散骨の旅を主題にしたTVドラマでしたが久しぶりに良いドラマを見せてもらったと思いました。

 最初は刑務所に慰問に来ていた歌手洋子と知り合い、結婚し病弱だった洋子が上司の妻に託した2通の遺書に従い、妻の死亡と共に辞表を出し妻から自分宛の遺書に従い、散骨の旅に出る事をきめた主人公に、辞表を取り消し長期休暇にふりかえてくれた上司の温情に甘え富山を出発するところから始まります。 

 途中キャンピングカーで日本中を放浪している元国語教師と偽る、車上あらし、杉野照夫(ビートたけし)と知り合ったり、北海道の物産展を出店するために日本中を回っている田宮祐司(草刈剛)や南原真一(佐藤浩市)と知り会い店を手伝ったりしながらの一人旅は富山から飛騨高山、京都、瀬戸内、下関、北九州市門司区、そして洋子の故郷である長崎県平戸・薄香へと続きます。

 やっと目的地に着いて、受け取り期限だった郵便局止めのもう一通の遺書を受け取り「さようなら」とだけの妻の遺書から、「時が来たら、私の事は忘れて貴方の人生を歩んで下さい貴方には貴方の時が流れている」と言いたかったのではなかったのかと気がつき、どうしようかとこれまで悩んでいた散骨への決心がつき、嵐の近づいた港町で散骨のための船を捜しますが、誰も出してくれる人はなく、やむなく南原氏の紹介してくれた船頭大浦吾郎(大滝秀治)の家をたづねたがにべもなく断られてしまいました。

 車の中で一夜を過ごそうとしている島倉に食堂を経営していた、多恵子(余貴美子)は食堂の2階で寝るように娘奈子(綾瀬はるか)に言いつけるが、島倉は遠慮しながらも食堂の座敷席に泊めてもらうことになり、そこで多恵子の主人が元魚師だったが、他の儲けにも手を出して多額の借金を作り、その借金を返すてため無謀ともいえる漁に出て海難事故で行方不明になってしまった話しを聞く。多恵子は船頭大浦を紹介したメモからその字は自分の主人だと直感して、散骨するとき娘、奈子のウエデイング姿の写真を行方不明の主人に逢わせたいからと、一緒に沈めてくれと島倉に頼む。

 翌日、奈子の婚約者だった大浦卓也に再度祖父の大浦吾郎に船を出して繰れるように説得を頼んでいたのも効を奏し、島倉は暇つぶしに、ぶらついていた街のとある写真館のショウウインドウで偶然にも若い時の妻の写真を見つけたり、再度尋ねた大浦さんには今度は快く船を出してもらい玄海灘の沖合に出て、夕闇の海に散骨し、帰りに門司にいる南原に会い無事散骨の出来たお礼をいい、ウェディング姿の奈子の写真を渡します。こうして失踪中の父南原はウェディング姿の娘の写真を手にしたのでした。

 一見何のこともない散骨旅行の様ですが、いろいろな出会いや悲しい別れが散りばめられており、味わい深い感動のドラマでした。久しぶりに日本人向けのドラマを見せてもらった感じでした。東宝映画と隆旗康男監督を初め出演者の皆様にも感謝、感謝です。

 ㈱市川不動産

 


11/21の衆議院解散

2014-11-22 16:01:49 | Weblog

11/21、衆議院は解散されました。これに先立ち11/14日経では消費税の10%延期、軽減税率も検討、首相来週中にも決断というタイトルが散見されましたが、11/18の夜、G20から帰国した阿部総理は、首相官邸で記者会見し、今回の脱デフレ政策が思いの外、景気失速となって現れたため、21日に衆議院を解散し、消費税10%への増税を17年4月まで延期して、安倍政権の経済政策に対する国民の信を問うと表明しました。

 野党からは大儀のない解散だ、何故今700億もの費用を掛けて、今選挙しなければならないのか?自分の政策の失敗を隠すためではないのか?と早くも反論が出ています。アベノミクスと言ったってここ2年間、大手企業向けの経済対策ばかりで中小企業には何の恩恵もなく経団連も叉献金をしようかと言わせて見せたり、社員の給与を値上げしてくださいと頼んだり、そんなことで人気が出るとでも思ったら大間違いだと思います。先の選挙で大勝したのも、民主党も不作為内閣でしかたがなかったから、自民の方がまだましかと思って入れただけだと人もいると言うことを忘れてしまったのかと言いたくなるのです。これからどんな選挙戦になるのか見ものです。

 消費税だけ先送りして、浮いた選挙費用の700億でもっと他の事をすればよいのにと我々貧乏人はすぐ考えてしまします。事実11/20の日経には700億あれば他にこんな事が出来ますと言う一覧表が出ていました。叉究極のエコカーとしてトヨタは燃料電池車みらいを12/15に世界に先駆けて発売すると発表、価格は723万7千円、政府の購入補助金200万円)と合わせると消費者負担は約521万になり、トヨタの高級車「クラウン」と同程度と11/19の日経で発表されました。1台で200万も補助するなんて何処にそんなお金が余っているのと聴きたいものです。

 今回の解散は、総理が海外出張中に留守部隊と野党の間で噂がわき上がり、最初は総理も私の口からはまだ解散なんて一言も言っていないと外遊中の記者会見では言っていたのに帰国間際になると、帰国したら消費税の延期と、衆院解散があるという風に変わり、本当にそうなってしまったのだから驚きです。行く前からごく内々に決めていた節がある。と見られても仕方がないのではないだろうと思われます。そうなれば総理と約束をした外国の要人も次回は総理で無くなるかも知れない人との約束を一生懸命したことになり日本の外交にも不信感が湧くのではないでしょうか?

 11/21の日経で政府は来秋の消費税の10%への再引き上げを前提に準備していた年金が少ない人に配る給付金や、無年金の人を減らす仕組みについて、予算の見通しがつかなくなり、来年度の導入を見送る検討に入った。と報道されました。師走の選挙戦は12/2の告示と共にスタートしますが、社会保障改革どころか、弱者切り捨てから始まった感がして、寂しい気になりました。今まで自民党一本で来た私ですが、今まで通りでよいものか、今回の選挙こそ真剣に対処しょうと気が引き締まる思いです。

 (株)市川不動産

 


安心安全まちづくりフォーラム

2014-11-17 09:13:47 | Weblog

去る11/08蕨ロータリークラブ創立50周年記念事業として、安心安全まち作りフォーラム「災害時トイレをどうしよう!in埼玉」という題で、蕨市民会館を借り切り約600名を集め盛大に行われました。

 我々OBにもお誘いがあり、11.30A~入場しロビーで協賛会社の仮設トイレの展示を見たり説明を受けたり面白い体験をさせてもらい、現会員と一緒に昼食を頂き、開会前に集合写真を撮り、1p~の開会でした、菊池会長をはじめとする会員の一糸乱れぬ活動のもと、2年半の準備の結果、とても集まらないだろうと言われていたおおかたの予測を裏切り、開会前には会場は満席となりました。

 中村実行副委員長の総合司会で、定刻に始まり、菊池正浩蕨ロータリークラブ会長の主催者挨拶に続き頼高蕨市長、や田中良生衆議院議員のご来賓挨拶と続き、上田埼玉県知事からの祝辞の後、特定非営利活動法人日本トイレ研究所の向上委員福島多香恵女子に司会がバトンタッチされ講演会が始まりました。

 講演1では「市民防災力」と題して岩手医大付属病院高度救命救急センターの秋富慎司医師が実際に被災した時の経験やビデオ映像を交えて防災力を高める情報伝達方法やコミュユニケーション力について講演されました。

 講演2は避難所運営を通じて学んだ村づくりと題して、宮城県塩竃市立浦戸中学教頭の伊藤毅之先生が分かりやすく体験談をお話になりました。

 その後チェアロビクス体操と10分間の休憩があり、ロビーの災害用トイレ展示コーナーを見学して下さいとのことでした。

 15.35P~「災害時のトイレは、こうしょう!」という題でパネルデスカッションがあり、前記の講演者二名の他に日本トイレ研究所の加藤篤代表理事、国土交通省から加藤裕之下水道部流域管理官、蕨ロータリーからフリーライターでもある菊池正浩現蕨クラブ会長が参加して行われ会場からの質問も交え成功裏に終わりました。

 その後蕨ロータリークラブから蕨市町会連絡協議会の秋山滋雄会長に全町会へ防災マップの贈呈があり、蕨ロータリークラブ創立50周年記念事業実行委員長高石正氏よりお礼の挨拶で閉会となりました。

 5.10p~別室で関係者の交流会がありそこにもお誘いを受けたので、知人2名と参加し、久しぶりでロータリーの昔仲間と談笑し、前から気がかりだったことでもあり、もし3.11の東日本大震災の様な大地震が東京湾で発生したら津波の心配はどの程度でしょうとかと伺ったら、市長も、菊池様も約1m以下だと予想しているとのことで、一安心しましたが、その程度の浸水でもトイレは全滅し火災の発生の方がより怖いとの事でした。避難所のトイレは50人に一つの割合で準備を急いでいても倍位無いと足りないそうです。私はコレラ等の伝染病の発生も怖いと思いました。

 (株)市川不動産

 

 

 


池上彰解説塾「日本は幸せな国なのかを考える」

2014-11-09 10:37:21 | Weblog

去る11/03TV朝日の8p~池上彰解説塾「日本は幸せな国なのかを考える」という番組でエコノミストという経済誌の調査で、民主主義ランキングで世界167ヶ国の内25ヶ国中我が国は23位だったと発表されたとのことでした。

 民主化の遅れている国はアフリカの独裁国家に多く、*エトリヤのスーダンバミール大統領は大虐殺で有名で、*コンゴ民主共和国のカビラ大統領は500人も処刑したし、アフリカ51ヶ国中独裁国家は25にも登るという。

 *スワジランドは100万人の国家だがムスワテエイ3世国王は14人の妻がいるのに国民の誰でも自分が気にいった人は王の妻に出来るとのことで集団お見合いの光景が放映されましたが14才以上の女性7万とのお見合い風景はチョットと想像を絶するものでした。

 *ガンビアのジャメ大統領も独裁者で*赤道ギニアのゲア大統領は油田の石油収入のお陰でお金がありあまり浪費癖があり*アゼルバイジャンのアリエフ大統領はやはり石油収入もありおまけにカジノ好きで一晩で何億円も使ったそうです。

 *ジンバブエのムカベ大統領は90才の誕生パーテイで1億円を使ったとかその他、*カザフスタンのナサエフ大統領、*ベラルーシのルカシェンコ大統領*トルメニスタンのニャソフ大統領はメロンが好きでメロン記念日という祝日も有るという。やり放題の国々。

 同じ独裁者国家でも*カタールはサニー一族が支配しており、200万人の国で、独裁者国家であるが故に、税金は無く、医療費もただで、国営企業に5年間勤めただけで以後は生涯給料が保証されると言う、天然ガスの資源のお陰で今は裕福でもこの先どうなるか分からないと、有名ブランド、ハロッズに投資をし、カタール航空やアルジェジーラ放送局にも投資しているという、首都ドーハでの高層ビル林立の様相はすごいものがありました。

 中国はワースト26位で中国共産党の一党独裁制で、13億の民の中から8600万人の共産党員が選ばれ、その中から205人が選出され、そこから叉25人が選ばれ、最後は7人となり、最終的には7人のなかから1人が選ばれるのだという。見た目は民主主義の国。

 *ルーマニアのチャウセスク大統領は24年間もの独裁者であり、反対派の逮捕裁判は日常茶飯事で、子供は4人まで産めよ増やせよの政策の結果10万人の孤児やマンホールで生活するマンホールチルドレンが生まれたそうです。

*フリピンのマルコス大統領夫人の浪費は有名で、3000足の靴や数千点の衣装部屋等々、*ウガンダのアミン大統領は40万人の独立国家、*リビアのカダフィー大統領も独裁政権*カンボジアのポルポト首相は王の都アンコールワットへプノンペンより200万人強制移住をさせて、農業をさせ、知識人や文化人は殺せと命令し、メガネを掛けた人も殺した。

 民主主義ワースト5は次ぎの通りと示し、➀北朝鮮、②ギニヤビサウ政権、③チャドはクーデターで5回大統領が交代、④シリアのアサド大統領 デモした人は逮捕、拷問、イスラムを空爆しました、⑤サウジアラビアでは 全公開の死刑制度が有り・イスラム教の支配

 興味が有ったので私は急いでメモしましたが、一部間違っていないかと心配です。こんな国と比べれば日本はまだましだと言いたいのでしょうが、官僚天国の天下りや税金の取り放題だけは許せない気がします。

 ㈱市川不動産

 


国家の暴走を読んで

2014-11-02 12:24:12 | Weblog

去る10/20に、最近よく売れている古葉茂明著の「国家の暴走」を読みました。著者はTVその他で活躍されていた、東大卒の元通商産業省の役人で通産大臣官房付となるも公務員改革後退を批判し、東電の破綻処理策を提起した後、退官した人です。

国家安全保障会議(NSC)特定秘密保護法や集団的自衛権行使の三つがセットになって運用されるとき現法制下で戦争が出来るようになるので「恐怖の三点セット」であると言う。

阿倍政権が軍事的に強い国を目指して放つ13本の矢として①日本版NSC法②特定秘密保護法③武器輸出三原則の禁止 ④集団的自衛権の行使容認 ⑤「産めよ増やせよ」政策 ⑥集団安全保障での武力行使の容認 ⑦日本版CIAの創設 ⑧ODAの軍事利用 ⑨国防軍の保持⑩軍法会議の設置⑪基本的人権の制限⑫徴兵制の導入⑬核武装等があり危険だと言う。

 阿倍のミックスも第一の矢で「大胆な金融緩和」によって有る程度の円安株高を実現したところまではよかったが、貿易収支は思った程良くならず3年連続の赤字となり、大規模設備投資の復活という予想は外れ、当初のシナリオは完全に崩れた。と説明。

 第2の矢の「機動的な財政出動」は建設業界の人手不足による人件費の高騰、供給不足と円安に伴う資材費の高騰、輸送力の限界が加わり、工事の遅れや入札不調が続出した。深刻なのは民間の設備投資が建設コスト高騰のあおりで抑制され、将来の成長の芽をつんでしまった。経済力が復活しない中で軍事負担が大きくなれば日本経済はいつまで経っても回復しないどころか、ますます苦しくなって行く。ここに阿倍のミックスの限界があると説く。

 改革はするが戦争をしない国へ変身する事が大切、農業でもJAの規制緩和をして独自の研究で作ったおいしい米は独自ブランドで売り出せるように行政が支援し、スイスで山頂のレストランの食事が高いように、日本でも付加価値を加えた高い食事を供給し観光客を呼ぶような工夫をすれば良いと提案する。

 一読して共感を覚える所も多々あり良かったと思いました、皆様もお読みになられては如何ですか?

 (株)市川不動産