不動産は値下がりする！

このお盆休みに、江副浩正著「不動産は値下がりする！」と言う本が中央公論社から出ていたのが気になって、買って読んだら、不動産の相場は、金利水準と逆相関に有って、金利が上がればマンションはうれなくなる。Ｒｅｉｔも金利が上がれば価格は下がると言う序文から始まって、都心の再開発や埋め立て地や規制緩和で土地は「生産」されていて、都心一極集中が進み、都心回帰現象が起きて、土地の「勝ち組」と「負け組」の格差が開き、金利上昇は地価の下落に直結するので、近々金利は上昇するだろうし、不動産価格は下落すると予言し、バブルの教訓は生かされていないのか？とまで言い切って、警鐘を鳴らしていますが、私も何となくこの警鐘に同感出来る点が多々有るような気がしているのですが、皆様はいかがでしょうか？

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酷暑、不快も日本一

去る、８／１６はＮＨＫを始め新聞各社が、７４年振りに国内の最高気温記録が塗り替わり、岐阜県多治見市と埼玉県の熊谷市で４０．９℃を記録したとの報道でした。お風呂に入ったとき４１℃にしてみたら最初はそれほどでもないなと思ったのですが、暫くすると、お湯につかっていない上半身から汗が流れ出し、おまけに窓を開けても、あの日は無風状態であり、外気もまだ冷めておらず、裸で入っているのに、こんなに暑いのだから服を着て何時間も外にいた人は、本当に大変だっただろうと思いました。この日熱中症で１２人の死亡者が出たことも併せて報道されました。地球温暖化でこれから毎年この暑さに見舞われるかも知れないと思うと今のうちに何とかしておかないと、大変なことになると言う恐怖感を抱きました。

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不動産シノケン業績最高に

去る８／５の朝日新聞によると「耐震偽装越えＶ字復活」と題して、２年前に全国を揺るがせた耐震偽装事件で、マンション、ホテルを施工した木村建設や不動産のヒューザーが破産に追い込まれる中、福岡市の不動産シノケンはこの難局を切り抜け「復活」をとげ、ホテル事業に乗り出した事が報道されました。同社が販売した耐震強度不足のマンションの代金返還で０６年３月期は約６億円の当期赤字に転落したものの０５年１１月２９日、篠原英明社長（４２）は衆議院国土交通委員会に出席し、木村建設に依頼はしましたけれど「直接関与していない」し「傷のあったマンションを造った事に責任を感じています。購入代金返還で誠意と示します。」と答弁し、事件発覚から２ヶ月あまりで購入者の１１０人への補償やマンションの引越をほぼ終わったとの事だそうです。そして今後３～４年で国内や中国上海で１０軒程度のホテルを開業する予定とか、更に今期は売上高１９６億円、当期利益７億円で共に過去最高の業績でＶ字回復したとの報道です。リスクの対処に対する真剣さが素晴らしい結果を生んだこのニュースに我々不動産業者は心より拍手を送りたいと思います。

名門監査法人、40年の歴史に幕

去る７／３１の朝日新聞で「名門監査法人、40年の歴史に幕」と言うタイトルで4大監査法人の一つで40年もの歴史を持つ、みすず(旧中央青山)監査法人が３１日解散しますと報道されました。足利銀行、カネボウ、日興コーデアルグループ、三洋電機と監査先の企業の不正決算が次々と明らかになり解体に追い込まれたと有りますが、２００５年時点での監査先は５，５００社でトヨタ自動車やソニー等約８００社の上場企業を監査し、約１，８００人の会計士を抱えていたと言う、だが青山は問題企業を抱え過ぎていて破綻したヤオハンジャパンや山一証券も監査先だったそうで「又中央青山か」と噂され、日興で悪印象は決定的に成ったと会計士会幹部が明らかにしたとか、いずれにしろ本来企業の不正を正すべき監査法人が企業に組して本来の業務を疎んじるとは一体どういう事なのでしょうか、そして１，８００人もの公認会計士を他の監査法人に移籍して２月２０日に解体を「宣言」と出ていますが移籍した公認会計士によって又同じような事が繰り返されればどうなるのでしょうか、そら恐ろしい気がします、我々中小企業には格差社会が待っており、年金破綻でお先真っ暗な社会に、未払い年金が追い打ちをかけ今年中に解決すると言っても財源もないのに、一体どうなるのでしょうか？これでは年金一本化などは夢の又夢の様な気がしてきます。

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アイガモと米作り

去る７月31日の午後4時頃NTKテレビ番組のプロフェショナルと言う番組の再放送で農家・吉野隆雄と言う題でしたが、吉野さんが無農薬米を作ろうと農薬を使わずに朝4時から晩の9時まで新婚当時から草抜きを日課にしてきたのに、9年間も夫婦で苦しんだ末に、田圃の雑草をアイガモが食べてくれると言う話を聞いてアイガモを実際に使っている農家から分けて貰って来たアイガモを田圃に放したところ最初は全部死んでしまい、うまく行くと思っていたのに、どうすればアイガモを使って雑草を食べて貰えるかの研究を重ね、いまでは難攻不落の雑草との戦いをアイガモに任せる一方で、アイガモを卵から孵化して飼育しながら無農薬米の生産に成功したお話ですが、淡々と語るこの人のどこにそんな忍耐力が潜んでいるのかと思いました。でも再放送される番組だけ有って、農業は自然に逆らっても駄目でそのときやれることをやるしかないと言う考え方をしているとの事でした。
そして「今年も頼むよ」とアイガモに話しかけながら、田圃に放し雑草刈りはアイガモに任せると言うほほえましい仕草や、世の中の常識と言われていることには何でも一度は疑ってみて、自分で試して、何回も何回も失敗を重ねて、そのたびに一つづつ学んで来たとさりげなく言われているのが印象的でした。

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