去る10/13の新聞各社はチリ北部のサンホセ鉱山落盤事故で地下に残る作業員33人の救出作業が東京タワーの約倍近い624mの深さから救い出す過去に例のない作業が始まる事を伝えました。落盤当初はもっと時間がかかるとされていた救出作業が、チリ政府や鉱山関係者の努力でこんなに早く救出が出来るとは思えなかった事を覆したのでした。それ迄暗いニュースばかりだった世界中の人が目を輝かせ、一日も早い救出を祈り、かなえられました。それにしても地底で2ヶ月余を過ごした人々を支えたのは家族からの声や手紙、そして同僚皆の団結だったと言うのも素晴らしいことだと思いました。落盤当時は死ぬかもしれないと思われていた矢先に掘削機の先についてきたメッセエージに喜び、地下との電話が通じ、話が出来るようになり、水や食料の補給もされるようになり、最後に救出されたのが33人のリーダ格だったルイス・ウイルスアさん(54才)だったそうで、自分が一番後から行くと申し出て決まったと言うのも又素晴らしーと思いました。10/17には地下から救出されたことへの感謝の祈りを捧げるミサがサンホセ鉱山で行われ、家族らが約70日間待機したテント村「希望」は役目を終え、世界中が注目した「奇跡の生還」にも幕が引かれることになったと日経で報道されました。命のカプセル「フェニックス(不死鳥)」の保存署名運動が始まったそうですが、私も是非保存をして貰いたいと思います。死線を乗り越え70日も30℃以上、湿度90%の地底で生活し、途中生き延びる希望が出た時は、個々の欲望が出てきて、一時は無秩序状態になりかけて、リーダーの統卒のもとに一致団結がなされ、規則正しい生活を取り戻し、一日二回のお祈りをして、地上に生還した人達の努力はたたえられるべきだし、明るいニュースのない世界中を明るくしてくれた事に感謝したいと思います。
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