埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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今年を表す漢字は「変」

2008-12-23 09:04:11 | Weblog
去る12/12には日経、朝日等の各紙で、2008年の世相を表す恒例の「今年の漢字」が「変」にきまり、日本漢字能力検定協会(京都市)が12日清水寺で発表された。応募総数は約111,000通で「変」で6,031通(5.4%)を集めた。選んだ理由は首相が短期で交代し、米国の次期大統領に変革を訴えたオバマ氏が決まった事や、株価が暴落した世界経済の変動が挙がった。「来年はいい年に変えたい」との気持ちを込めたとの意見も目立った。と報道されましたが、全くその通りだと思いました。100年に一度と言われる今回の不況で、GMやフォードまで暮れの資金繰りに困り米国大統領に金融援助を要請し、やっと資金援助が得られてこの年の瀬を乗り切ることが出来ると言う事になっても、今回の金融危機で米国の金融機関が処理を必要とする損失額は全体で9千億ドル(約81兆円)を超す見通しが強まって来たと21日の日経で報道され、又日本でも、非正規労働者の解雇や契約の打ちきりが全国で相次いでいて、政府が金融機関の中小企業向けに100%の保証を付ける総枠6兆円の緊急保証制度を10月に始め、利用申込みが殺到したものの、金融機関の貸し渋りや不当な回収にあい、制度を利用できる企業に対しても、金融機関側がきちんと審査せずに融資を拒否する事例が続出し、倒産も急増。東京リサーチによると今年1月~11月の倒産件数は14,284件で暦年では5年ぶりの高水準となる見通しとの事で、全く我々庶民の暮らしはどうすれば守れるのか?心配だらけの年の瀬になり困ったものだと思います。

(株)市川不動産

デパートの福袋

2008-12-15 11:37:56 | Weblog
先日のTVで年の瀬が近づいて来ると、よくデパートでは福袋を作って販売しますが、折角買った福袋の中味が値段が如何に安くても、自分に不用な物があれば、お客様同士でその場で交換して帰る人が多くなり、今年は趣向を変えて、中身の見える福袋を用意したデパートがあり、人気を呼んでいる所を取材していましたが、いくら不景気でも、不用な物まで押しつけられるよりは、この方が本当に良いアイデアだと思います。こうした世の中の無駄を省く取組や取材は大いにやってもらった方が良いと思いました。

(株)市川不動産

中小企業支援融資について

2008-12-11 12:17:17 | Weblog
不景気になるとよく政府は、中小企業の倒産を防止するために、中小企業支援と言う名の下に貸し渋っている金融機関などへ中小企業への貸し出しを奨励しますが、大企業と違ってその都度担保や連帯保証人を要求され、親戚の土地建物まで追加担保に取られたり、追加の連帯保証人にされたりして、いよいようまくいかなかった時など、大企業の社長の様に頭を下げて責任を取って退職すれば済むというのでは無く、親戚中に顔向け出来なくなり結局首をくくらなければならない所まで追い込まれるわけで、自殺が増える事に矛盾を感じます。
そうした点を税理士さん達に聞くと、大企業では取引額が大きくて、最初からとても個人で責任の取れる額ではないので、上場企業に於いては、社長個人の連帯保証は取らないのだそうですが、これは出火法で言う、江戸時代の火事の様に、一旦火災となると、個人で責任の負える金額では済まないので、火元の本人の重過失が無ければ、責任が問われないのと同じ様な処置であると思われますが、それにしても上場企業が一旦倒産すると社会に及ぼす悪影響が多き過ぎると言う理由で、会社更生法などを適用し救済されたり、税金等の公的資金を注入したり社長は首になるだけで、使い込み等がなければ首をくくらなくても済むのは良いが、この点中小企業にとては、大きく矛盾していると思います。どうせ中小企業を救うのなら、借り入れて購入した物件を担保に取るだけで、モゲージローンだけにすれば、倒産した中小企業経営者だって、もっと沢山の人達が再起出来るのではないかと思います。特に最近不動産証券化に失敗した若手社長等が何十億もの負債を抱えて倒産するのを見ると、何で経験の少ないあんなに若い人に多額の借入が起こせたのか不思議で仕方がありません。

(株)市川不動産