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類句・類想・独創(土井卓美)

2015年03月24日 16時44分53秒 | Weblog

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一昨日の日曜日、いい天気だったので久しぶりに畑仕事をしました。
ブロッコリーの最後の採り入れと古株の処理、雑草の除去と僅か12株ですがじゃが芋の植え付けで3時間半体を動かし続けました。
さすがに疲れました。
この頃食べる量が減ったことと疲れやすくそれが長引くことを特に感じるようになりました。

その日曜日に食事場所で「中日新聞」を手にとって俳句の欄を見てオヤッと思いました。
選者の注釈の付いた2番目の入選句が「鍬先の土の湿りも雨水かな」でした。
記憶されている方があるかも知れませんが当ブログの2月20日の欄には拙句「グランドの土の湿りも雨水かな」を載せています。
俳句は短い詩形ですから往々にしてこういうことが起こり得ます。
極く稀な場合には他人の句を少しだけ変えて自分の句として投稿する「盗作」をする人もいますが、それは有名な歌や句を下敷きにして独自の詠みをする「本歌(句)取」とは全く異なるもので恥ずかしいことです。
しかし一般には自分で見て、自分で感じて詠んだ句でも既に先人が詠んでいた句と似たものになることはそう珍しいことではありません。
政治献金と違ってそれを知らなかったことはそんなに恥ずかしいことではないので、先人の句を発見した時点で自分の句を「類句」として句帳から削除すれば済むことです。
そして最も大切なことは多くの人と同じような見方「類想」を避けて自分ならではの独創的な作品を目指すことです。
とは言ってもそれが一番難しいことで誰もが一番苦労しているところでもあります。

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2 コメント

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Unknown (エースの城)
2015-03-24 17:58:29
私はいつも、この長い俳句の歴史の中で全く同じ作品が出ないと言うか現れない事が不思議だと思っています。本とか冊子に載っているなら判るけれど、いやそれでもそれを読まなければ判らないし、特に俳句は文字が少ないだけに同じ句が出来る可能性は高いのではないですか。特許関係みたいに調べれば判ると言うものでは無いだけに、自分で秀作だと思ったとき、発表したいと思った時、不安になりませんかね
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同一俳句 (土井卓美)
2015-03-25 14:58:19
似たような句(類句)が出来ることはありますが、日本語の多様性からして全く同じ句が出来る可能性は全く0ではありませんが極めて小さいと言えます。
自分の句を発表するとき類句があるかなという心配が多少ある時もありますが、調べようがなく、そのまま発表します。
それでいいのです。
もし類句だったら選に入らないか、自分で取り下げればいいということは本文中に書いた通りです。
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