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安全保障関連法案に(想)思う(土井卓美)

2015年09月17日 10時46分20秒 | Weblog

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今国会最大の焦点である安保法案の審議が大詰めを迎えています。
与党側の目標としていた昨夜の成立は為りませんでしたが、過半数の与党と賛成に回る少数野党のある現状では今国会中の成立は間違いないものと思われます。
その意味で数の力による強行採決が行われなかったのは良かったと思います。

国会議事堂周辺のデモのテレビ映像を見ているとどうしても嘗ての安保デモが想い出されます。
もう半世紀以上前になりますが、岸内閣の安保改正に反対する激しいデモが国会に押し寄せる中で女子学生の樺美智子さんが亡くなりました。
地方の大学に在学中だった私は特に関心も持たず柔道に励むノンポリの1人でした。
それでも周りの雰囲気に推されたのか、どういう経緯(いきさつ)だったのか1度だけデモに参加し、行進したかどうかの記憶はありませんが、県警本部前で座り込みをしたのを覚えています。
同期で同じ寮生だったJ.A君は特に熱心に活動していて、共産党代議士の事務所によく出入りしていました。
彼は終(つい)には大学を中退して代議士の秘書になりましたが、その後の消息を聞きません。

さて法案についてですが、賛否両論どちらがどうとも言えず正否は歴史に委ねるしかありません。
日本中に猛反対の嵐を巻き起こしたあの岸内閣の安保が最大の要因となって我国が世界にも類を見ない長期間の平和と繁栄を享受しているのも事実で、大衆の心配も政治家の先見性も冷静に判断し行動しなければなりません。
その点では岸内閣の時と今回の安倍内閣の場合と状況は似ていますが、対応は反対側も賛成側もかなり大人になってきている感じで、社会も成熟してきているような気がします。
「戦争は絶対にしない」という1点で国民が一致すれば「世話ぁない」と思います。


何ヶ月も咲き続ける名前を知らぬ白い小さな花