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春と桜(土井卓美)

2015年03月31日 16時58分14秒 | Weblog

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今日は風もなく気温も20度を越す初夏の陽気となりました。
午前中のGゴルフ場の周囲の桜も周辺の桜もほゞ1日の中に一気に満開になりました。
午後は畑と家の周辺をぶらっとしてみました。
春休みというのに親子連れの花見客の姿は疎らでした。
共稼ぎの家庭が多い現状では当然というか、仕方がないというか、桜を愛でる余裕がないともいえそうです。

しかし日本人の桜に対する愛着心は昔から変わることがありません。
テレビのどの局も一様に桜前線の北上から各地の桜の様子を伝えています。
見る方もいやな事は忘れて美しさに見惚れ幸せな気分になれます。
我々日本人の心を捉える美の対象「雪月花」の花は一般には桜を指しています。

     世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし  在原業平

     願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ    西行法師

西行はその願い通り1190年旧暦2月16日に亡くなりました。
旧暦2月16日は今年の陽暦では4月4日に当たり、正に満月です。
新古今集に最も多く(94首)採られている歌僧は花と月の双方に看取られて旅立ちました。


畑の隅の水仙と蕗の爺


近くの散歩道(尾西緑道)


同上


近くの神社参道