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民主党代表(次期総理)選について(土井卓美)

2011年08月25日 12時08分42秒 | Weblog
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中曽根さんは総理大臣になったら何をするかについて、若い頃から大学ノート何冊にも書きとめていたという話は広く知られています。
小泉さんもまだ誰もが絵空事だと思って問題にもしていなかった頃から郵政民営化についての持論を展開していました。
二人共長期政権を維持し実績を残しました、がその後の政権についてはご存知の通りです。
政権与党は変わってもその体たらくは全く変わらず5人もの総理を無為に消費しました。
そして期待半分、諦め半分の内に6人目が選出されようとしています。

この民主党代表選について内実や裏側を知ることは出来ませんがマスコミの報道を通して普通に感じられることは所謂「団栗の背比べ」です。
まだ投票までにはいろんな駆引きがあって最終的にはどんな形になるかわかりませんが、現時点で立候補が噂されている人の全てが兎に角総理になりたいという気持が強いだけで、言葉を濁し、明確なビジョンを示していません。
戦略上も、またこの段階ではそれもやむを得ない面もありますが、それにしても迫力不足で物足りなさが感じられるのはどうしようもありません。

その中では一番まともで人気も高く、本命視されているのが前原さんです。
しかし前原さんは外国人から献金を受けた責任をとって外相を辞任したばかりです。
その舌の根も乾かぬ内に今度は代表(首相)選に打って出るというのはどうでしょうか?
もし当選してもマイナスを負っての出発はまたもや短期政権となる可能性が多分にあります。
ここは一度踏みとどまって次に備えるべきだと考える人は私を含めて多いと思うのですが、それはなくなりました。
目の前に権力があればそれを逃す手はないという政治家の性(さが)でしょうか。