なるべく映画は事前に情報を入れないで観るようにしている。とは言ってもこの作品ほど何にも知らないで観たためしはない。知っていたのは、やたらにヒットしている、その一点です。
まず、東宝と日テレのロゴの次にSONYのマークが出たのに驚いた。そんなことも知りませんでした(笑)。
舞台は中国、時代は春秋戦国、初耳です!原作が総計数千万部も売れているヤングジャンプに大絶賛連載中の漫画なのも知らないのだから我ながらあきれる。
七つの国が割拠する時代に、奴隷として売られた二人の少年。互いに剣の技をみがき、実力は伯仲。彼らの前に秦の重臣が現れ、ひとりだけ王宮に迎え入れる。それはなぜか……
ジャンプらしく、時代劇なのに主人公のセリフは徹底してヤンキー。彼の目標は「大将軍に、おれはなる!」的なのもジャンプっぽい(笑)。
それにしても山崎賢人は「おれって漫画の実写化に出過ぎじゃね?」って自虐ギャグをなんかの予告篇でかましていたというのに、またしてもかい。
ポスターすらまともに観ていなかったので(テレビであんなにCMが流れてたじゃないか!と同僚にもあきれられた)、おおおお、この人が出てたの?と驚きっぱなし。まあ、演出的にも、女優陣は最初に顔を見せないようにしているので、知らなくて正解ある(ヒント)。いちばんおいしい役をゲットした大沢たかおの
「いくさは中華でするもの」
は名セリフよね。
国王は「戦国の世を終わらせる。国境を無くす」と宣言。そして国名が秦……ああ、キングダムって「あの人」のお話だったのか。わたしほんっとーに何にもわかんないまま観てました(笑)。んとに事前情報を入れないのもいいかげんにしないと。続篇必至。監督は「GANTZ」の佐藤信介。おみごとです。