第17回「いつも2人で」はこちら。
ついに前回の視聴率は7.1%と大河史上最低記録を達成。やったぞ(笑)。
もちろん要素としてゴールデンウィークがあったのだろう。お盆とか、そういう時期は歴然と大河の視聴率は低下する。ってことはどういう人たちが大河ドラマを見ているかがうかがえるというもの。
家族でお泊まりをしていたり、盆帰りをして実家でくつろいでいたりするようなまっとうな日本人が大河を支えているわけだ(勝手に断定)。あ、よく考えればわたしもその一員だった。娘のところで見た上杉まつりは最高でした。
証拠があります。わたしとはまったく好き嫌いが反対な、ザ・日本人である父親が吐き捨てるように
「こいつが出てくるとつまらねー」
もちろん庄内弁で語ってるんですけどね。こいつとはすなわち古今亭志ん生の若き頃を演ずる森山未來。わたしは逆に、彼が出てくるとむやみに興奮します。橋本愛のすてばちな感じもいい。
そして久しぶりに志ん生の奥さん役で池波志乃、娘の役で小泉今日子が登場。志ん生の、というかそれ以上に(長男である)馬生のファンであるわたしはそれだけでありがたい。こういう視聴者は少ないのかなあ。後半になると馬生や志ん朝も登場するんだろうか。わくわくする。
大正と昭和の時制が行き来することが低視聴率の要因?確かにそうかもしれない。
でも宮藤官九郎とは「あまちゃん」でNHKに貢献した脚本家だけれども、「木更津キャッツアイ」「マンハッタン・ラブストーリー」「ごめんね青春!」でTBSに、「ぼくの魔法使い」で日テレに低い視聴率で苦杯をなめさせ、「ロケット・ボーイ」では織田裕二のぎっくり腰で……つまりは彼を起用するということは、TBSの磯山晶プロデューサーをはじめとした、気合いの入った連中にしか許されない特権なのだ。てこ入れとか不穏な話もあるようだけど、そんなことになったら絶対にわたしは許さないぞ。
第19回「箱根駅伝」につづく。