その3はこちら。
いきなり変更を申し出たわがまま夫婦に営業マンは
「はあ、いいですけど(笑)。あのぉ、実はこの車種はトヨタでも出してるんですよ」
「?」
「ああ、OEMってわけだ。」
燃費データの改ざん問題で、三菱のekワゴンと日産のデイズが同じクルマだったことが一般に知られたように、他社ブランドの製品を、この場合はトヨタブランドのクルマをダイハツがつくっているわけ。
「ダイハツのミライースは、トヨタではピクシスという名前なんです(正式にはピクシスエポック)。どちらになさいますか」
「トヨタでお願いします」
妻はまたしても即答。あとで訊いたら、エンブレムのなかに色がついているのが嫌いなんだとか。わけわからん。確かにダイハツの一部車種のDマークには色がついているけれども。
そして年末に納車。というかヴィッツに乗ってネッツで新車と交換。さあ運転だ。
さて、話をいきなり大きくすると、今世紀に入ってからの自動車業界は、いったいどうしてまた、と驚くほどまっとうな方向に進んでいると思う。電気自動車やハイブリッドなどに代表される、環境を意識したクルマづくりと、飛躍的に向上した安全対策において。
まず、環境系の話。将来的に内燃機関で走るクルマは滅んでいくのは確定だとしても、それはもっともっとずっと先の話だと思っていた。
ところが、前世紀末にトヨタがハイブリッドシステムを搭載したプリウスを発売。当初はあまり売れなかったようだが、補助金や減税などによって徐々に浸透。二代目プリウスはカローラを蹴落として国民車となって現在に至っている。まあ、現行のプリウスは趣味性の強いルックスのために苦戦しているようだが。以下次号。